ZIPANG-9 TOKIO 2020デジタルで森林づくりを総合支援 ~国内初 森林内自律飛行ドローンを活用した森林の付加価値向上~ 【鹿島】


令和6年1月1日午後4時10分頃発生した、能登半島地震で被害を受けた皆さまに、
心よりお見舞い申し上げます。(編集局)


鹿島(社長:天野裕正)は、森林内の自律飛行が可能なドローンを活用して取得した森林上空と森林内のデータを解析することで、森林を構成する樹種毎のボリュームや樹々毎の位置・樹高などを点群データ化し、評価する技術を開発しました。森林内自律飛行ドローンによるレーザー計測データの実利用は国内初となります。


当社はこのたび、本技術を用いて、自治体や企業などの森林所有者が行う森林づくり計画の提案から森林経営、活用支援までをトータルにサポートするサービス「Forest Asset(TM)」(フォレストアセット)の提供を開始しました。


本年5月には、第一弾として、
森林業の活性化に取り組んでいる三井住友銀行(頭取CEO:福留 朗裕)が神奈川県伊勢原市日向地区での認証を目指しているOECM※1の事前調査に「Forest Asset」の一部技術を採用し、その有用性を確認しました。


当社は今後、自治体や企業などの森林所有者の森林づくりをサポートすべく、「Forest Asset」を広く提案していくとの事です。

※1 効果的な自然保全が行われている地域を示す国際的な認定制度


森林づくりをトータルサポートする「Forest Asset」の概要


開発の背景

日本の国土面積の約7割を占める森林は、木材の供給、二酸化炭素の吸収・固定、災害による被害の軽減など、人々の生活に欠かせない多面的な機能を有しています。


森林の保全には森林内部の状況を把握する必要がありますが、その確認は人が実際に森林内に立ち入って行うことが多く、安全上の懸念が生じるばかりか、膨大な時間と労力、費用が必要でした。


さらに、木材を卸して得られる森林所有者の収益は減少の一途を辿り、また林業従事者も減少傾向にあります。そのため、管理が行き届かず、有効活用されていない森林が日本国内には数多く存在しています。


森林の荒廃は、例えば木材加工など、林業と関係の深い地域産業を衰退させるだけでなく、災害による被害の拡大や生物多様性の喪失が進むなど、地域社会に大きな影響を与えるおそれがあります。また、木材を消費する建設業界にとっても、国産木材が安定的に供給されなくなるリスクがあります。


そこで当社は、国際的なネイチャーポジティブの潮流も踏まえ、自治体や企業の持続可能な森林づくりを支援すべく、2022年4月から、森林管理、森林づくりにおける生産性および付加価値の向上に寄与する「Forest Asset」の開発に取り組みました。


「Forest Asset」の概要と特長

「Forest Asset」を活用することで、森林管理の生産性が向上するほか、森林資源を生かしたJ-クレジット制度や自然共生サイト認定の申請など、森林が持つ潜在的な付加価値向上に向けた取り組みが可能となります。


「Forest Asset」の核となる技術は次の2つです。

1.国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 (総長:杉山直)と共同で研究開発した、上空からドローンで取得した森林の点群データ情報を解析し、材積(木材の体積)や樹種、樹高、立木位置、胸高直径を高精度で推定する技術。


2.スウェーデンのDeep Forestry社製の、森林内の自律飛行かつレーザー計測が可能な高性能ドローンを国内で初めて活用することで、上空からではなく、森林内をレーザー計測して点群データを取得し、樹高、立木位置、胸高直径・曲がりや下草の有無など多様かつ複雑なデータを高精度にデータ化する技術。


従来の人手による計測可能範囲が約0.1~0.3ha/日であることに対し、同技術を用いることで約10ha/日もの範囲を正確にデータ化できるため、30倍以上の省力化が可能。


森林上空ドローン レーザー計測データによる樹種分類


森林内ドローン 点群データ (宮崎県 鹿島社有林内のスギ林)


この2つの技術で得られた点群データを連携させることで、広範囲にわたって樹種ごとのボリュームを把握できるだけでなく、その中の樹木1本1本の位置や樹高といった詳細な情報をデジタル空間上で高精度かつ立体的に可視化することができます。


さらに、当社がこれまで実施してきた、希少動物の生育環境調査などの自然環境調査技術を組み合わせることで、生物多様性を向上させるプランや森林の水源涵養機能を高めるプランなど、森林が持つ潜在的な付加価値を最大化するプランを立案して、J-クレジット制度や自然共生サイト認定の申請に繋げることができます。


生物多様性のポテンシャルの評価例


雨水の地下水への涵養(浸透)量の評価例


「Forest Asset」の実証と効果

「Forest Asset」提供の初弾として、本年5月に、三井住友銀行が神奈川県伊勢原市日向地区での認証を目指しているOECMの事前調査に「Forest Asset」の一部技術を採用し、その有用性を確認しました。


また当社グループは、日本国内に東京ドーム約1,170個分に相当する、約5,500haの社有林を保有しています。当社らは、これら森林の計測、解析技術を通じて、生物多様性、樹木の成長解析などそれぞれの森林の特徴に応じた森林づくりを行ってきました。


今般、当社は株式会社かたばみ(鹿島グループ会社、東京都港区、社長:髙野博信)と連携し、「Forest Asset」の核となる、森林内を自律飛行しレーザー計測する高性能ドローンを活用して、福島県および宮崎県の社有林約170haを対象にJ-クレジット制度に申請しました。


森林づくり計画におけるゾーニング例


今後の展開

鹿島は今後、「Forest Asset」を新たな事業の一つと位置付け、森林を保有管理する自治体や企業の持続可能な森林経営を積極的に支援してまいります。さらに、先般公表した「鹿島環境ビジョン2050plus」に基づき、カーボンニュートラルおよびネイチャ―ポジティブの実現に貢献すべく、森林保全に向けた取り組みを推進してまいります。


(参考)

鹿島環境ビジョン2050plus

 https://www.kajima.co.jp/sustainability/policy/vision/index-j.html


鹿島環境ビジョン2050plus

鹿島環境ビジョン2050plus 詳細説明資料(PDF: 6.1MB)

鹿島環境ビジョン2050plus 詳細説明資料(テキスト付)(PDF: 4.5MB)


(内容:一部紹介)


ビジョン策定の背景

鹿島は、建設事業における環境上のリスクと機会を以下のように評価しています。


脱炭素社会

●2050年のカーボンニュートラルという目標に対応するため、再生可能エネルギーの導入とともに社会の省エネルギー化が急務である。

●なかでも建築物の省エネ化は削減効果とともに費用対効果、対応の容易さの点からも優先度の高い施策として位置づけられており、ゼロエネルギービルへの取組みを中心に建設業への期待は大きい。

●資源使用量が多く、資材の生産・加工・輸送に関わるCO2排出も大きい。


資源循環型社会

●建設業は資源消費量、廃棄量の大きい産業であることから、資源利用の効率化の余地あり。

●他産業由来のものも含め再生材活用のポテンシャルが大きく、資源循環への役割が大きい。

●構築物の長寿命化を通じ、ストック社会の創出にも役割は大きい。


自然共生社会

●建設事業を通じて直接自然環境を改変する立場にあり、地域の生態系に関与している。都市再開発等では生物多様性復元のポテンシャルも大きい。

●人口の都市集中が進むなか、都市での生物多様性復元の重要性は高まる。

●木材調達等、資源調達を通じて採取場所の生物多様性にも関わる。


鹿島環境ビジョン2050plus




鹿島は2013年に、「鹿島環境ビジョン:トリプルZero2050」を策定し、持続可能な社会を「脱炭素」「資源循環」「自然共生」の3つの視点でとらえ、2050年までに鹿島が達成すべき将来像を「Zero Carbon」「Zero Waste」「Zero Impact」と表現し、全社で達成に向けて取り組んできました。


2024年、環境ビジョンを見直し、「鹿島環境ビジョン2050plus」として改定しました。3つの分野「脱炭素」「資源循環」「自然再興(自然共生から変更)」が相互に関連しあっている(相乗効果・トレードオフ)ことも認識したうえで、グループの目標や行動計画を再構築しています。


これらの取組みは、当社だけでの実行が難しいことを私たちは認識しています。顧客、社会と協力して取り組んでいく意思と、2050年の先を見据えた永続性を「plus」に込めて、鹿島は新たな環境ビジョンのもと、環境保全と経済活動が両立する持続可能な社会の実現に向け、取組みを推進していきます。


2050年に向けたKPIと目標


*:鹿島単体+国内グループ会社事業における目標 **:鹿島単体における目標


SBT(Science Based Targets)

2023年7月、SBT認証を取得しました。


気温上昇を1.5℃に抑えるSBT認定を取得

-鹿島グループの2030年温室効果ガス削減目標-

鹿島(社長:天野裕正)はこのたび、鹿島グループの2030年温室効果ガス削減目標(1.5℃水準)について、SBTi(Science Based Targets Initiative)※1からSBT※2の認定を取得しました。


SBT認定された鹿島グループの温室効果ガス削減目標(2021年度比)

・スコープ1+2※3        :2030年度▲42%

・スコープ3(カテゴリ1+11)※3:2030年度▲25%




鹿島は2013年5月に「鹿島環境ビジョン:トリプルZero2050」を策定し、持続可能な社会を「脱炭素」「資源循環」「自然共生」の3つの視点でとらえ、2050年までに鹿島が達成すべき将来像を「Zero Carbon」「Zero Waste」「Zero Impact」と表現しました。その後、社会情勢に合わせ適宜目標を改訂しており、今回、鹿島グループの2030年温室効果ガスの削減目標(スコープ1+2)を、▲40%から▲42%に改訂しておりました。


鹿島は今後も、温室効果ガスの削減目標達成に向け、低炭素燃料・ハイブリッド/電動重機・グリーン電力の使用、低炭素建材の開発/使用、「ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)」の普及を推進し、脱炭素社会への移行に積極的に貢献してまいります。


※1 CDP(カーボン ディスクロージャー プロジェクト)、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)、UNGC(国連グローバル コンパクト)の4団体が運営するイニシアチブ

※2 SBT(Science Based Targets:科学と整合した目標設定)SBTiが認定するパリ協定が求める水準に整合した温室効果ガス排出削減目標

※3 スコープ1:直接排出(燃料等)、スコープ2:間接排出(電力等)、スコープ3:サプライチェーン排出、カテゴリ1:購入した製品・サービス(建材等)、カテゴリ11:販売した製品の使用(建物運用時)



鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使


協力(順不同・敬称略)

鹿島建設株式会社

紅山子(こうざんし)


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



アーカイブ リンク記事をご覧ください。


熊本県黒川町 小國杉は霧を好む                  編集局イメージ


「国有林」とは、国が所有する森林・原野のことで、国民共通の財産です。
日本は世界有数の森林国で森林面積は国土面積の約7割を占めます。そのうち約3割が「国有林」となっています。


「国有林」は全国各地に広がり、その多くは地形の急峻な奥地の山々や河川の源流などに分布しています。そのため「国有林」の多くは水源を守り、土砂崩れなどの災害を防ぐといった公益的な役割を果たしています。


また、保安林の約5割、国立公園の約6割が「国有林」です。 つまり、民有林に比べても原生的な天然林が広く存在し、野生動植物の生息地や生育地として重要な森林も多く含まれているということです。


さらに、私たちが使う国産材の約3割も「国有林」で生産されています。 ほかにも「国有林」は、レクリエーションや教育の場となったり、二酸化炭素の吸収・貯蔵や騒音防止などの生活環境保全に役立ったりするなど、多くの機能を持っています。


このようにさまざまな恩恵を与えてくれる「国有林」は、私たちの生活に欠かすことのできない大切な財産なのです。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG TOKIO 2020「日本は世界有数の森林国 国民共通の財産 国有林を守る」


https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/1729720



『林野庁』ウッド・チェンジ・ネットワーク

世界有数の森林国といわれている日本。その国土面積の約7割は森林です。そして、この森林の約3割を占めているのが「国有林」です。「国有林」は全国各地に広がり、その多くは奥地の急峻な山地や水源地にあって、良質な水の供給、土砂災害の防止・軽減、地球温暖化の防止、生物多様性の保全など私たちが生活していくうえで大変重要な働きをしています。


栄村秋山郷

冬は雪に閉ざされて春の遅い栄村秋山郷の人々は、自然と木と共に暮らす!
栄村秋山郷は平家落人伝説の地・・・源義経も眺めた山里の景色です。


栄村秋山郷 小赤沢集落

スノーシェッドのなかから、手前に小赤沢集落、その奥に雄大に迫る苗場山が展望できます。(11月中旬~5月上旬の降雪期は、道路が閉鎖されています)


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-3 TOKIO 2020「『林野庁』ウッド・チェンジ・ネットワークと山里・栄村秋山郷」


https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6107568



日本三大美林『赤沢自然休養林』


赤沢自然休養林は、日本三大美林の一つ。 樹齢300年以上の天然木曽ヒノキが林立していますが、原生林ではありません。 1600年代の半ばに、当時の尾張藩が厳しい森林保護政策をもって護り始めたのが、この森の始まりです。


現在、この森は森林浴発祥の地。 健康増進効果も実証された、美しい木曽檜(木曽ヒノキ)の森をご案内します。


木曽の天然林の歴史

木曽地方の美しいヒノキ林(檜林)は、天然更新された森林ですが、原生林ではありません。とても限られた地域に人の手が加わっていない地域もありますが、現在歩くことができる多くの森林は、我々人間との歴史の中で育まれてきた、貴重な存在です。

赤沢自然休養林を含めた、木曽ヒノキ天然林の歴史を振り返ってみましょう。


樹齢300年以上の「天然 木曾檜」


木曽地域は古くから良質なヒノキを産出することで知られていました。
平安時代の面や仏像に始まり、神社仏閣の建築材、そして武士の時代になると築城の建築材としても重宝されます。


木曽の寒冷な環境下で育ったヒノキは、非常に緻密な年輪を刻み、同じ径の材木としては格段に強靭で耐久力もありました。


時の権力者たちは豊富な森林資源を擁する木曽地域を直轄領として、より強固な城や建築物を望み、ヒノキをはじめとする木材を使用してきました。


しかし戦国時代が終わり天下泰平の世になると、城下町も大きく育っていきます。江戸時代初期に訪れた建築ブームで木曽の木材は枯渇し、森林資源の危機が訪れました。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG TOKIO 2020「 森林浴発祥の地    日本三大美林『赤沢自然休養林』が2017年シーズン開園!」


https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2353915



地球温暖化の森林に対する影響解明


アラカシ 葉

樹木の乾燥ストレス反応の種間差を引き起こすメカニズムを解明 〜葉脈構造と水チャネルタンパク質の関与〜


概要

京都大学生態学研究センター 石田厚 教授は、森林研究・整備機構森林総合研究所北海道支所 原山尚徳 主任研究員、北尾光俊 研究グループ長、南京大学 Evgenios Agathokleous 教授らの研究グループとともに、樹木の乾燥ストレス反応に関する、新たな生理メカニズムを明らかにしました。


樹木は乾燥ストレスにさらされると、葉の気孔を閉じて葉からの水分損失を抑制しますが、気孔を閉じることで光合成に必要な二酸化炭素の取り込みも抑制されてしまいます。地球温暖化にともなう降水パターンの変化が予想されるなか、樹木が乾燥ストレスに対してどのようなメカニズムで気孔を閉じ、葉からの水分損失を制御しているのかを明らかにすることは、非常に重要です。この研究では、葉内の水移動に関連する葉の構造と細胞膜にあるタンパク質の生理機能に着目し、乾燥ストレスによる気孔閉鎖のメカニズムについて調べました。


その結果、細胞膜の水透過性を制御する膜タンパク質であるアクアポリンが、葉内部の水移動抵抗の変化を通じ、気孔の開閉を制御していることがわかりました。また、葉脈密度が低い構造を持つ樹種ほど、アクアポリンに依存した気孔開閉を行っており、乾燥ストレスにアクアポリンが反応することで、水分損失が進行する前にすばやく気孔を閉じることが可能になっていることがわかりました。本研究で得られた知見は、地球温暖化の森林に対する影響予測モデルの高度化につながることが期待されます。


本研究成果は、2019年6月5日に、国際学術誌「Proceedings of the Royal Society B-Biological Science」に掲載されました。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-3 TOKIO 2020「地球温暖化の森林に対する影響解明!日本・中国の大学と国立研究機関」


https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6436050



“四万十ヒノキ”を使った家具ブランド

「SHIMANTO HINOKI FURNITURE WORKS」が新商品を発売


四万十町森林組合 ヒノキ貯木場(市場)大量の四万十ヒノキが整然と積まれている
山の中腹辺りに立ち込めている朝霧は、四万十ヒノキの成長には欠かせない・・・


SHFWはその間伐材を使い家具をつくっています。間伐材と言うと曲がっていたり使い道のない木材というイメージもあるかもしれません。実際はそんなことはなく、間伐材も40〜50年かけて育った立派な木材なのです。


商品名の由来

SHFWの家具には、四万十町の地名や、森、川、山、沈下橋の名前等から商品名がつけられています。四万十川をはじめとした豊かな自然や観光スポットがある四万十町の魅力を、SHFWを通じて多くの方に知ってもらいたいと言う願いが込められているのです。


【​新商品紹介】

1本のヒノキを、無駄なく使い切る

今回発売する3商品のうち、「ITTO」(ローテーブル)と「KINO」(スツール)は、ヒノキを製材する過程で生じる端材を利用している点が特徴です。端材を使用するため、1点1点大きさや形状は異なりますが、唯一無二の家具としてご愛用いただける商品です。

SHFWは森林を守り育てるためにヒノキの間伐材を原材料とし、限りある資源を無駄なく使い切ることも、四万十の大自然に囲まれた環境で家具づくりをする大切な信念のひとつです。 


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-6 TOKIO 2020 川~人~森を活かし、シンプルなデザインで長く愛せる家具を製作【四万十町森林組合】


https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/32060276



未来へ残そう自然環境遺産


吾川郡仁淀川町の花の里公園
手付かずの山河の景観は古より祖先の叡智が育んだ遺産の足跡である・・・ 


地球温暖化と日本の森

世界の森は年々減っている、けれど一方で日本の森は増えていることをご存知ですか?


日本国内では戦後に植林された人工林が伐採期を迎えても使われることがなく、放置され、森林が荒れて破壊に繋がっているのが林業の大きな課題となっています。


手入れがされない人工林は二酸化炭素の吸収量が減るだけでなく、土砂崩れ、洪水など、災害の頻発につながっています。


大きな環境問題のひとつである世界的な森の減少による「地球温暖化」のみならず、日本はもう一つ大きな課題を抱えているのです。


間伐材の製品を使うことは、森林の健全な循環に繋がる

森林を健康に保つための手入れとして、木を間引く「間伐」が必要です。しかし日本では、高度成長期以来、安価な海外の木材を使うことで、日本の木材の需要が減り、森林の手入れを十分に行うことができず、森が荒れてしまっています。


間伐材の製品を使うことは「伐って、使って、植えて、育てる」という人工林サイクルの一部。日本の森を活性化させるための大きな役割です。


間伐を行うことで得られる効果


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-6 TOKIO 2020 古今折衷 ~日本の森を活かせ~地球温暖化に向けて


https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/32030438



美しい眺めですね~真庭市の上空を悠々と舞う二羽の鶴…ドローンもこんな風に鳥・動物型や人間型なんてのは如何でしょうか⁈

そして、青い地球の国と国もこんな風に仲良くできないものか・・・😞


真庭市の概要

真庭市は、平成17年3月31日に当時の真庭郡勝山町、落合町、湯原町、久世町、美甘村、川上村、八束村、中和村及び上房郡北房町の9町村が合併して誕生しました。


岡山県北部で中国山地のほぼ中央に位置しており、北は鳥取県に接し、東西に約30km、南北に約50kmの広がりを見せています。総面積は約828k平方メートルで、岡山県の約11.6%を占める県下で最も大きな自治体です。

気候は年間を通じて比較的穏やかで、台風や地震などによる災害も総じて少ない地域です。


真庭市の特徴

北部エリア

市の北部に広がる蒜山高原では酪農が盛んで、特に飼育頭数日本一を誇るジャージー牛の乳製品は全国的にも知られるところです。


また、その南部には泉質良好な湯原温泉、のれんの町並みで知られる勝山町並み保存地区があり、蒜山高原とともに観光エリアを形成しています。


南部エリア

中南部を中心に農林業が盛んで、とりわけ良質なスギ・ヒノキを産出する林業は、古くからこの地域の雇用を支えてきました。現在でも多くの伐採事業者や木材加工会社、市場などが操業しており、真庭市の象徴である木質バイオマス産業の中心地になっています。


また、清流・旭川の恵みを受け、稲作や果樹栽培などの農業も盛んです。

木質バイオマスは本流の建材利用から始まり、余すことなく森林資源を使い切ることで地域全体の活性化へ繋がるというイメージです。「木質副産物」及び「林地残材・間伐材」を木質バイオマスエネルギーとして利用するための活用方策。


バイオマスとは?

バイオマスの定義


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-5 TOKIO 2020 資源循環・経済循環モデル構築への実証実験開始! ~岡山県真庭市+NTT西日本+JIW~


https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/12318163



渋谷駅から徒歩5分に超都心型ドローンスクールが開校!



ドローン操縦士の育成、資格取得を支援するドローンスクールお台場ヴィーナスフォート校(株式会社ハミングバード:東京都港区)では、2020年4月3日より渋谷の金王八幡宮と提携し、金王八幡宮内の蔵脩館金王道場においてドローンスクール渋谷分校を開校致します。



      しばらくは 花のうえなる 月夜かな  芭蕉


この句碑は、元禄4年(1691)芭蕉48歳の時のものです。文化14年中(1817)に、蕉門十哲の1人であった太白堂門人山奴社中が建立。当八幡宮でこの句を詠んだという記録は見つかってないので、句にあった場所に建立したと考えられます。


神門

渋谷区指定有形文化財

神門(通称 赤門)の建立年代は、「地子古跡寺社帳」による明和6年(1769)と、門の額裏面の享和元年(1801)の刻銘があり、明和6年の資料には、「(前略)当社八幡宮門之不用心ニ付、冠木門内法八尺、扉両開、左右壱間宛塀、屋根瓦葺、塀左右三間四尺宛之矢来」と記されこれまで門がなく、この時新築したことが窺えるが、現在の門と寸法や形式に一部相違がみられます。


金王八幡宮は1092年(寛治6年)に渋谷城を築き、渋谷氏の祖となった河崎基家(渋谷重家)によって創建されたとされ、1,000年以上の歴史を有する神社です。

今回、伝統文化と最新テクノロジーの融合というテーマから、日本で初めて神社内においてドローンスクールを展開することになりました。


■金王八幡宮との取り組み

株式会社ハミングバードは2017年から毎年、金王桜の空撮を行い記録に残してきました。境内で行われたライブの撮影なども行い、神社におけるドローン活用の実績を積み重ね、今後はスクール運営と合わせ、伝統ある寺社仏閣の点検調査なども積極的に取り組んでいきたいとの事です。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-4 TOKIO 2020 日本初!金王八幡宮 伝統文化と最先端テクノロジーの融合!


https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/7990880



SANU 2nd Home 独自プログラム「FORESTS FOR FUTURE」国産木材100%のサーキュラー建築や植林活動によりカーボンネガティブを実現

『SANU 2nd Home』4棟完成!白樺湖と八ヶ岳にグランドオープン!



車山高原からは白樺湖が眼下に一望できる

株式会社Sanu(本社:東京都台東区)は、基幹事業であるセカンドホーム・サブスクリプションサービス「SANU 2nd Home(サヌ セカンドホーム)」において、独自の環境再生型プログラム「FORESTS FOR FUTURE」を実行し、カーボンネガティブ(※1)を実現します。


国産木材の活用、建築資材の再活用を可能にする「釘を使わない」工法、土壌への負荷を軽減する高床式建築など、旧来の観光開発・建築を抜本的に改革し、自然環境へ配慮した事業展開の実現を目指しています。


さらに収益の一部で、キャビンの建設で活用した木材を100%代替する植林活動の実施を決定。サーキュラーエコノミーの先進国デンマークの環境建築専門家による試算の結果、初期50棟で4,600tのCO2吸収効果を創出しました。 *1 カーボンネガティブ : 一連の活動やプロジェクト全体でCO2の排出量よりも吸収するCO2の量が多いこと。カーボンニュートラルよりもCO2排出削減に貢献している状態といえる。


サーキュラー建築の必要性

日本政府が正式に宣言した「2050年カーボンニュートラル」。
資材製造・建築・改修・運用まで含む建築関連のCO2排出量は、日本の総排出量の33%を占めています。


世界の先進国で2番目の森林率を誇る日本において、樹齢45年以上の収穫適齢期を迎える樹木の割合が増える中で、森林資源を活用し、よりCO2吸収力が高い若い木を植えることは、大きなCO2削減効果を持ちます。


また、旧来の観光開発では、国立・国定公園を含む美しい自然の中に、コンクリートを大量に使った大型ホテルや旅館が建築され、生態系に大きな負担を与え、これらの建築物が老朽化・廃墟となってしまうような事例が各地で散見されます。


「人と自然の共生」を掲げ、企業活動そのものが自然の回復に繋がるような取り組みを目指すSANUとして、建築設計・施工のパートナー企業である株式会社ADXと連携し、1.原料調達、2.建設、3.運用、4.解体まで、建築のライフサイクルを包括的に捉えて、環境負荷を最小化するサーキュラー建築(※2)を模索してきました。


*2 サーキュラー建築: 資源の価値を減らすことなく再生・再利用し続ける仕組みづくりを軸に据えた循環型の建築設計を指しています。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-5 TOKIO 2020高齢化した日本の森の活用と植林を同時進行!4,600tのCO2吸収効果を創出【SANU】


https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/23408437



日本美しの森 お薦め国有林


人知れずたたずむ石窟仏:地獄谷国有林


国有林とは

日本は、国土面積の約7割が森林で覆われ、世界有数の森林国といわれています。そして、その森林面積の約3割が国民共通の財産として国が管理する「国有林」になります。


国有林野は全国各地に広がり、その多くは奥地の急峻な山地や水源地域にあって、良質な水の供給、土砂災害の防止・軽減、地球温暖化の防止、生物多様性の保全など、私たちが生活していく上で大変重要な働きを担っています。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-6 TOKIO 2020 「日本美しの森 お薦め国有林」アーカイブ記事内容をご覧ください。


https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/24114461



※現在、2300件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。


ZIPANG-9 TOKIO 2020 (VOL-9)
https://tokyo2020-9.themedia.jp/


ZIPANG-8 TOKIO 2020 (VOL-8)
https://tokyo2020-8.themedia.jp/


ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
https://tokyo2020-7.themedia.jp/


ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
https://tokyo2020-6.themedia.jp/


ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/


ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/


ZIPANG-3 TOKIO 2020 (VOL-3)
https://tokyo2020-3.themedia.jp/


ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
https://tokyo2020-2.themedia.jp/


ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/


ZIPANG-9 TOKIO 2020

日本の精神文化と国土の美しさについて再発見 その1. 全世界との情報の共有化 その2. 偏り、格差のないローカリティの尊重! その3. 美しきものへの学び、尊敬、関心を高める教育と推進

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