令和6年1月1日午後4時10分頃発生した、能登半島地震で被害を受けた皆さまに、
心よりお見舞い申し上げます。(編集局)
SG Group初!
丸の内メインストリートに大型路面店。
薩摩と英国をつなぐコンセプトで開業。
国内外でバーを運営するSG Group(株式会社ファイブセンシス、本社:東京都渋谷区)は、2024年5月28日(火)、東京・丸の内にレストランバー「The SG Tavern(エスジータバーン)」をオープン。
丸の内仲通りに面した路面店で、グループとして初の丸の内出店になります。 “NARISAWA” 成澤由浩シェフが監修したシグネチャフードと、和酒・洋酒を用いたカクテルを提供し、エリアの本格的な飲食需要にも応える現代のタバーン(酒場)です。
「The SG Tavern」は幕末の若者たちの英国への旅に着想した想像から始まります。
1865年、薩摩藩の侍19人は西洋の技術と知識を学ぶため、鎖国の禁を破り英国へと旅立ちました。
薩摩
英国豆のフムス
「The SG Tavern」はこの史実を基に、彼らの体験を想い、侍たちが辿った航路の酒文化や料理と、母国日本の要素とを織り交ぜてつむがれたアナザーストーリー。和酒、洋酒を組み合わせて作られるカクテルと、世界を横断する食体験を、当時の酒場を思わせるクラシックな雰囲気の中で満喫いただけます。
The SG Tavernの物語
1865年、維新の風が吹き荒れる幕末日本。後に薩摩スチューデントと呼ばれる若者たちは密出国という危険な冒険に挑んだ。彼らは日本の未来を切り開くため、敢然と船に乗り込み、遠い異国の地を目指す。
香港、マレーシア、シンガポール、インド、地中海を経由し、最終目的地はイギリス・ロンドン。各地で異文化に触れ、未知の料理や酒に出会う。イギリスではバーやカクテルに魅了され、中にはスコットランドへ渡り、後にカリフォルニアワインの礎を築くことになる者もいた。
そして長い旅を終え帰国した侍達は、ここ江戸大名小路の地に、日本初となるタバーンを開業したのである。
バーカウンター
テーブルエリア
店内は丁寧にエイジングされた木工家具をベースに、文明開花期を思わせる赤煉瓦、アンティーク調ミラーで構成され、丸の内らしい落ち着きを感じられる空間。仲通り側は一面ガラス張りで開放感に溢れ、街路樹を望みながらカクテルを楽しめる設計です。
様々なタイプの席が設けられ、テーブル、カウンター、または気軽にスタンディングと、その時々のシチュエーションに応じたスタイルで利用でき、半個室的なブース席も用意しています。インテリアデザインはTHE WHOLEDESIGNの杉山敦彦氏。
黄金の雫
パープルポテトネグローニ
薩摩
黄金の雫
ポールスターマティーニ
グレープキングマティーニ
パープルポテトネグローニ
濁りコラーダ
ドリンクは香港、ボンベイ、マルタ島など薩摩スチューデントの寄港地をイメージしたハイボール、当時の時代背景や留学生たちのエピソードをモチーフにしたカクテル、日本酒や焼酎など國酒にフォーカスしたシリーズを新たに創作。また国産ワインや各地の地酒も取り揃え、食事に合わせて選んでいただけます。
そして料理は旅の航路の食材や郷土料理をもとに、和食洋食から東南アジア、中東料理まで幅広い要素を融合したスタイルで提供。中でも「NARISAWA」成澤由浩シェフが監修したシグネチャーフード5品は、秘伝のソースで6時間煮込んだ「神戸ビーフシチュー」、季節の高級魚を使用した「甘鯛のフィッシュアンドチップス」など、いずれも何度でも楽しめる逸品です。パティシエが創作する目にも鮮やかなデザートもご注目ください。
オープン時は計16品
思い出のラクサ
英国豆のフムス
思い出のラクサ
神戸ビーフシチュー
甘鯛のフィッシュアンドチップス
侘び寂び(デザート)
オープン時は計16品
これまで常に特徴あるコンセプトで独自の酒場像を創り上げてきたSG Groupが、丸の内という歴史ある特別な場所に開く「The SG Tavern」。インテリア、メニュー、ストーリー全てにわたり細部まで追求した店舗です。SG Groupが生み出す新たな物語を存分にお楽しみください。
薩摩スチューデントを描いた絵画や立ち寄った都市の当時の写真が飾られた店内
The SG Tavern(エスジータバーン)
開業 2024年5月28日(火)
住所 東京都千代田区丸の内1-4-1
丸の内永楽ビルディング 1階
電話 03-6259-1886
席数 36席(テーブル26 /カウンター10)
スタンディング21名
営業 17時 – 23時(Food L.O 22:00 / Drink L.O 22:30)
当面の間月曜定休
運営 SG Group(株式会社ファイブセンシス)
予約ページ
https://www.tablecheck.com/shops/the-sg-tavern/reserve
成澤 由浩(なりさわ よしひろ)
東京 南青山 Restaurant “NARISAWA” オーナーシェフ。
日本の里山にある豊かな食文化と先人たちの知恵を探求し、自身のフィルターを通して料理で表現する、Innovative Satoyama Cuisine “イノベーティヴ里山キュイジーヌ”(革新的 里山料理)というNARISAWA独自のジャンルを確立。自然への敬意を込め、心と体に有益で、環境に配慮した持続可能な美食“Beneficial and Sustainable Gastronomy” を発信し続けている。
2013年英国SRA(持続可能なレストラン調査機関)The Sustainable Restaurant Awardを世界最高得点で受賞。料理界のアカデミー賞と呼ばれるThe World’s 50 Best Restaurantsに14年間連続で選出。
後閑 信吾(ごかんしんご)
SG Group代表。今世界で最も注目されるバーテンダーの一人。
2001年バーテンダーとしてのキャリアをスタート。2006年単身渡米後NYの名門バーで腕を磨き、2012年世界最大規模のカクテルコンペティションBacardi Legacyに米国代表として出場して世界大会優勝。2014年、上海にSpeak Lowをオープン。以後、新しいコンセプトのバーを次々とオープンさせ、現在国内外で8店舗を展開。World’s / Asia’s 50 Best Barsでは世界最多の49回を受賞している。
2017年、Tales of the Cocktailの 「International Bartender of the Year」を受賞。Asia’s 50 Best Barsでは、2019年にバーテンダーが選ぶバーテンダー「Altos Bartendersʼ Bartender」を、2021年にはその年のバー業界を象徴する人物に贈られる「Roku Industry Icon Award」を受賞。現在東京、NY、上海、香港、沖縄を拠点に活動中。
SG Group
ファウンダー後閑信吾が率いるBARカルチャーカンパニー。世界や国内のコンペティションで実績あるバーテンダーが多数活躍。
バーの境界を超えた新しいコンセプトのバーを国内外で開発・運営し、World’s / Asia’s 50 Best Barsにおいて世界一の受賞回数を持つ。
【 運営店舗・受賞歴 】
Speak Low(上海) The World’s 50 Best Bars 10位(2017)/ Asia’s 50 Best Bars 2位(2017)
Sober Company(上海) The World’s 50 Best Bars 39位(2021)/ Asia’s 50 Best Bars 5位(2021)/ The Best Bar in Mainland China(2022)/ Tales of the Cocktail - Best International Restaurant Bar (2020)
The SG Club(東京) The World’s 50 Best Bars 10位(2020)/ Asia’s 50 Best Bars 3位(2021) / The Best Bar in Japan(2020、2021)
The Odd Couple(上海) Asia’s 50 Best Bars 38位(2020)
ゑすじ郎 / SG Low(東京) 2021年2月 オープン
El Lequio(沖縄) 2022年3月8日 オープン/ Asia’s 50 Best Bars 80位(2023)
æ (ash)[zero-waste cafe & bar](東京) 2022年5月30日 オープン
The SG Tavern(東京) 2024年5月28日オープン
The SG Shochu(本格焼酎)サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(2021) KOME・IMO : Double Gold Medal / MUGI : Gold Medal /デザイン部門 : Bronze Medal受賞
KOKUTO DE LEQUIO(リキュール/スピリッツ) 2023年3月 ローンチ
SIP AND GUZZLE(グラスウェア) 2023年3月 一般販売開始
OCHO(バーツールショップ) 2023年6月16日 オープン
余滴
薩摩と言えば、何を差し置いても薩摩隼人。そして示現流流祖 東郷重位に西郷隆盛でごわす
西郷隆盛の珠玉の一言とは、
「総じて
人は己に克を以って成り
自らを愛するを以って敗る」
鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(敬称略)
紅山子(こうざんし)
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
アーカイブ リンク記事をご覧ください。
奄美大島「伝泊」
伝泊 The Beachfront MIJORA は、すべて海に面して建てられており、室内から海岸に張り出すように開放的なデッキが広がっています。ハンモックに揺られ、寄せては返す波の音に耳をくすぐられながら、空と海との一体感を心ゆくまで味わうことができる、全棟がプライベートな特等席です。
全棟に共通する空間のこだわりは、すぐ目の前にひろがる海と室内の間が全てガラス、という開放感。それでいて、さりげなく海まで伸びるコンクリート壁や広く取られた屋外デッキによって、プライバシーもしっかり確保されています。奄美の伝統建築に敬意を表した贅沢な木の天井の下で、刻々と移ろいゆく海の色を眺めれば、時が経つのを忘れてしまいそう。
伝泊 The Beachfront MIJORA
「伝泊」とは、“伝統的・伝説的な建築と集落と文化”を次の時代に伝えるための古民家を再生した宿泊施設で、現在奄美大島、加計呂麻島、徳之島が運営しています。
MIJORA(みじょら)とは、「三鳥屋(みどりや)」という小さな集落の古い呼び名です。三鳥屋の静かな海岸に佇む、新築ながら随所に奄美の伝統を感じさせる所から「伝泊 The Beachfront MIJORA」と名付けられました。
本施設を設計した奄美大島出身の建築家・山下保博(東京都渋谷区、アトリエ・ 代表)が2017年に設計したリゾートホテル「ネストアット奄美ビーチヴィラ」(大島郡龍郷町)は、2019年「アジア・パシフィックプロパティ・アワード」を受賞しました。
「伝泊 The Beachfront MIJORA」 は、奄美大島出身の建築家・山下保博が手がけるヴィラ形式の宿泊施設で、奄美大島の北部、奄美空港より車で約10分の静かな海辺に位置しています。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-3 TOKIO 2020 伝泊The Beachfront MIJORA 「奄美の伝統的・伝説的な建築と集落と文化を次の時代に伝えるために!」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/7032477
もうひとつの伝泊「高倉のある宿」
奄美大島 珍しい茅葺の高倉は、しまの人も集う団らんの場所。
奄美伝泊和室、中高年の方たちは勿論、伝統の奄美の住まいを体験希望の外国からの観光客にも人気が高い!
もうひとつの伝泊「高倉のある宿」
今ではあまり見かけなくなった伝統的な茅葺の高倉のある宿。
高倉の屋根の下にはテラスのようなくつろぎスペースがあり、食事やお茶をゆっくりと楽しめるのがなによりの魅力です。
母屋も広々として風通しがよく、とても心地よい空間が広がっています。集落の雰囲気も味わいつつ、奄美随一の美しさを誇る土盛海岸へも車で5分のロケーション。お祭りの時期には、集落の踊りが披露されることも。高倉を中心にみんなが集う場所です。
奄美随一の美しさを誇る土盛海岸
太陽がいっぱい…アラン・ドロンの出世作、コートダジュールの海にも負けていない…
(ところでオジサン、アラン・ドロンて誰?なん、何やてか!ほんならジャン・ポール・
ヴェルモンドわいな?ジャン・ギャヴァンはどないだ?聞いたこともありません・・・)
夏の暑い日差しを感じさせない、果てしなく続く青い青い海・・・冷や汗しか出てきません
奄美空港から一番近い海岸です。本土では味わえない南国ならではの景色が広がります。
白い砂浜と、エメラルドグリーンの美しい海は、遠くになる程、紺碧に変化し、浜辺に足を踏み入れた途端、その美しさと感触には完全に魂を奪われてしまうでしょう。
奄美大島の中でもその美しい眺めはトップクラスです。
建築家 山下保博 氏
奄美「伝泊(でんぱく)」が全国に広まっていく事を願っています。
奄美群島の伝統的・伝説的な建築と集落と文化を次の時代に伝える宿泊施設「伝泊(でんぱく)」を運営する奄美イノベーション株式会社(本社:鹿児島県奄美市、代表取締役: 建築家・山下保博)は、2019年夏、台湾人の観光学の学生およびジャーナリストからなるグループを奄美大島に招聘し、奄美大島への台湾・中国からのインバウンド客の誘致促進活動に取り組みました。
このプロジェクトは、九州大学 経済学研究院(福岡県福岡市、ビジネススクール 星野裕志教授)と国立台湾師範大学 運動休閒與餐旅管理研究所(台北市、王國欽教授)が2017年より実施している、九州の離島活性化活動「日台間の観光交流の促進に関する共同研究」との連携により実現したものです。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-3 TOKIO 2020 もうひとつの伝泊 高倉のある宿 海外から福来たる!
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/7042607
鹿児島県の見どころ
国宝・重要文化財「霧島神宮」主祭神は瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)
霧島神宮は霧島山の中腹の傾斜地に鎮座し、高千穂山頂に向かって社殿が配置されています。現在の社殿は鹿児島藩主によって、正徳五年に復興されたものであります。
本殿・弊殿・拝殿は大規模な複合社殿で、登廊下で達する一段高いところにあり、登廊下の下に勅使殿が建ち、この前方両側に門守神社が配置されています。また登廊下の途中から西に廊下が出て、神饌所につながっております。
本殿は正面五間、側面四間、入母屋造で、正面に一間の向拝をもつ大規模な建物で、組物や各所に用いられた彫刻には極彩色を施し、また小壁や天井に絵を描き、柱等軸部は漆塗とし、また向拝柱には龍の彫刻が施されています。
拝殿は入母屋造で、正面に千鳥破風、向拝一間をつけ、極彩色、漆塗。勅使殿は方一間、入母屋造で正面に唐破風造の向拝をつけるなど派手な意匠となっており、本殿・弊殿・拝殿、登廊下、勅使殿など同時期の建築が群を構成しています。
各建物は極彩色、漆塗・朱塗などとし、彫刻や絵画などで装飾した豪華な表現をしており、建物の質がよく、保存状況もよい。また各建物にみられる彫刻や絵様には時代の先取りの傾向が強くみとめられ、また本殿向拝柱の龍の彫刻の手法などに地方色がみられ、鹿児島地方の代表的な近世社寺建築であります。
「知覧武家屋敷通り」は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定、また名勝にも指定
知覧武家屋敷通り
領主島津久峯が、藩主の参勤交代に伴って江戸から戻る道中で接した京の文化を持ち帰ったとされます。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、また同時に国の「名勝」に指定された7つの庭園は、母ヶ岳を借景に、築山泉水式1つ、枯山水式6つの庭園。約270年前の当時(江戸時代)の感性を今に伝えています。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-4 TOKIO 2020 世界一巨大な根をもつダイコン「桜島大根」の高精度ゲノム解読に成功! & 鹿児島県の見どころとは!
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/8504153
鹿児島 霧島錦江湾国立公園
日本の国立公園の特徴
狭い国土に大勢の人が住み、昔から土地をさまざまな目的で管理・利用してきた日本では、アメリカやオーストラリアなどのように国立公園の土地すべてを公園専用とすることが難しいです。そのため、日本の国立公園は、土地の所有に関わらず指定を行う「地域制自然公園制度」を採用しており、国立公園内にも多くの私有地が含まれています。
国立公園内に住んでいる人も多く、農林業などの産業も行われていることから、国立公園の管理は、人々の暮らしや産業などとの調整をしながら進められています。保護の面でも利用の面でも多くの利害関係者がいることから、多様な主体の連携による「協働型管理運営」が重要となっています。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-4 TOKIO 2020 環境省「令和元年度国立公園満喫プロジェクト 支援事業について採択団体7団体決定!」
ttps://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/7298958
世界遺産推薦地の特徴
世界遺産に推薦された地域は、奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島の4地域です。推薦地の特徴は、次のとおりです。(現在は既に世界遺産に登録認定されています。)
推薦地は、日本列島の南端部に位置する琉球列島のうち、中琉球の奄美大島、徳之島、沖縄島北部と、南琉球の西表島の4地域で構成され、面積37,946haの陸域です。
推薦地は黒潮と亜熱帯性高気圧の影響を受け、温暖・多湿な亜熱帯性気候を呈し、主に常緑広葉樹多雨林に覆われています。
琉球列島は、新第三紀中新世中期以降に生じたフィリピン海プレートのユーラシアプレート下方への沈み込みによる沖縄トラフの形成・拡大と、それに伴う激しい地殻変動による隆起や沈降で形成されたと考えられています。
そのため、琉球列島は島嶼間の深い海峡で北琉球、中琉球、南琉球に分断されました。その後、第四紀更新世の初期以降の海面変化により、近隣島嶼間で分離・結合を繰り返し、このような地史が、中琉球と南琉球の陸生生物に種分化と固有化の機会をもたらしました。また、中琉球と南琉球は大陸からの距離や分離時期の違いにより、陸生生物相の種分化と固有化のパターンが異なります。
推薦地は幅広い生物群で特に多くの固有種・亜種が生息する代表的な4地域で構成されており、これらを併せて俯瞰することで琉球列島全域の地史を反映した種分化・進化系統の多様化の進行中の過程を理解することができます。 また、推薦地は維管束植物1,808種、陸生・陸水性脊椎動物740種、昆虫類6,148種、淡水甲殻十脚類47種、IUCNレッドリスト記載の絶滅危惧種88種にとってかけがえのない貴重な生育・生息地なのです。
このように推薦地は、長期の隔離を伴う大陸島としての形成史を反映した進行中の種分化と固有化の過程の好例であり、多くの固有種や国際的な絶滅危惧種の生息地など貴重な自然環境を有する地域であります。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-2 TOKIO 2020「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産推薦に係る推薦書 ユネスコへ提出!
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/5631689
世界自然遺産 屋久島 屋久杉
屋久島自然休養林
屋久島は、島の中央に九州最高峰の宮之浦岳(1,936m)をはじめ1,500m以上の山々が連なり、豊富な降水量により渓谷や滝の多い急峻な地形が形成され、樹齢数千年に及ぶヤクスギをはじめ、多くの固有種や絶滅のおそれのある動植物などの生物相を有し、亜熱帯から亜寒帯に及ぶ植生の垂直分布が見られるなど、特異な生態系と優れた自然景観を有し、1993年には世界自然遺産に登録されています。
島の面積のおよそ2/3(島の森林面積の85%)が国有林で、ヤクスギを含む森林を比較的容易に鑑賞できる「荒川地区」と「白谷地区」の2箇所が自然休養林に指定されています。(屋久島には、このほか、「大川の滝風景林」「千尋の滝風景林」「田代ヶ浜風景林」のレクリエーションの森があります。)
このうち荒川地区(通称:ヤクスギランド)は、島の南東部の標高1,000~1,300mに位置し、ヤクスギ、モミ、ツガ、ヒメシャラ、ヤマグルマの巨木を含む原生林と、藩政時代のヤクスギの切り株、試し切りの跡等が見られ、人と森林の歴史的な関わりを学べる場所となっています。
この地区には、周遊コース(それぞれの所要時間が30分(ふれあいの径コース)、50分(いにしえの森コース)、80分(つつじ河原コース)及び150分(やくすぎの森コース)の4コース)が大小整備されており、それぞれの体力に応じてヤクスギを含め、屋久島ならではの貴重な自然を堪能することができます。
また、150分コースの蛇紋杉(倒木)地点からは、約2.7kmで途中屋久杉が林立する幻想的な森、「天文の森」を経由し、高さ40mの天柱石がそびえる太忠岳(1497m)に向かう登山道の一部も兼ねています。
一方、白谷地区(通称:白谷雲水峡)は、島の北東部の標高600~1,000mに位置し、ヤクスギと照葉樹天然林と一面を覆う地衣蘇苔植物、その中を流れる白谷川の清流と、谷に重なり合った花崗岩の巨石からなる渓谷美を有している場所となっています。また、辻峠から登った太鼓岩からは、宮之浦岳をはじめとする奥岳と小杉谷を臨む大パノラマを楽しめ、特に春はヤマザクラの花が谷一面を覆う眺望は絶景の一言に尽きます。
この地区には、所要時間が1時間~4時間程度となる弥生杉コース、奉行杉コース、太鼓岩コースの3歩道コースが整備され、推定樹齢3000年の弥生杉も見られます。
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