ZIPANG-9 TOKIO 2020 人が微笑む 「心の文明」へ 〔コモンスペースの復活〕 2−7【寄稿文】一舟・光秀


令和6年1月1日午後4時10分頃発生した、能登半島地震で被害を受けた皆さまに、
心よりお見舞い申し上げます。(編集局)



今回紹介する公園のセンスの良さは
空間と個々の要素の造形力と色彩感覚の新しさにある


失われた日本の幸せ環境 コモンスペースの復活


それは戦後の疲弊した環境の中、復興と経済成長の急激な変化で、日本は大切な深き伝統、国土環境、都市、地域、住環境の美しき本質を忘れ混濁した都市環境に甘んじて暮らして来た。



コモンスペースとは、人の願う平和で幸せな暮らし環境の基本であり、
人と人が日常何気なく自然に触れ合える、心の通う場である。


それは戦前の大家族から核家族、独り暮らしへと変化してきた社会環境の諸問題の緩和に
必要なキーワードでもある。


今一度私たちがすっかり慣れきった混濁した現状の都市環境を素直に振り返ってみよう。経済大国とは思えない、なんとも恥ずかしい雑な風景ではないだろうか。


私達日本人が海外へ仕事や旅に出かけ、恥ずかしいなどと思わない日本の国土環境にすることは、次世代が未来に誇りを持って世界の平和と幸せを進め、美しい観光立国を目指すためにも大切なことだと思う。


名古屋の街中に現れた現代都市のコモンスペース 



でもここに示す画像は嘘でもCGでもない、
名古屋市瑞穂区の普通のゴタゴタした街の一角にある街区公園である。



何の変哲も無いと思うなかれ、近年まれにみる内容のあるモダン・コモンスペースである。シンプル、質素、機能、品格、初期のバウハウスのデザイン運動の巨匠の思想を思い起こすほどのものであると。


人のいない時は閑散として日本の中世の石庭のように


休日や夕方になると大人も子供ものびのびと自由に


ここには既存の受身の遊具ではなく、抽象的なユニット、素材と無彩色、周りの建物との境も、お座なりな製品らしくなく、子供達の自発的な参加意欲とそこにいる人たちも、周りの建築も美しく見える。


これこそ今後の日本に是非必要な環境デザインの手本である。


最近名古屋市のいくつかの街角で、今までとは違うとても不思議とも言える、街区公園が現れた。よほどのプロデザイナーが関わったのだろう?。


白黒グレー自然素材色、シンプルで簡素な要素の配置であるが、商業主義的な気配は全くない、今までには見られないほど多様な年齢層で賑わう空間なのである。


2050年に日本は世界で最も悲惨な国になる

と言う

注目した理由は、今日本の国土環境が少子高齢化、自治体の消滅がいわれ、身の回りでも日々空き家、空き地、シャッター街が目立ち、戦後八十年近く、あらゆる物事が変貌する時であるからだ。


環境デザインの立場から、国をあげて縦割りを超えて取り組まなければならない事態になったと改めて強く感じたのは、敗戦後の日本国予測で、実績のある「エコノミスト」が、2050年に日本は世界で最も悲惨な国になると予測したことでのインパクトであった。

  

だがビジョンをもてない平和感覚の国民になった日本は、目先の対処に終始し総合的な見地からの政策は打ち出せていない。


そんな中で人の暮らし環境の視点から、筆者は行き詰まった「物質文明から心の文明へ」「風土と伝統を生かして未来を創る」をコンセプトに環境デザインに取り組んできたつもりである。


それがなんと、近くに、住民と行政の、丁寧でとても斬新な都市デザインの基本を実現した事例があるではないか。


意識の高い住民と行政担当者の弛まぬ努力で、この街区公園に限らない、何処の町にも環境にも適用できる都市デザインの基本を、あり方を実践した成果である。


シンプル簡素白黒グレー自然素材色こそ、日本人が美しく見え、日本の風土が平和で幸せに見えるのである


市民と行政の協力体制が、今後ますます大切になる 事例


芝生ゾーンは現在、土に改善され子供達に喜ばれている        Ⓒ名古屋市


(画像をクリックすると拡大できます。)              Ⓒ名古屋市


行政と住民の力で生まれたこの街区公園は小公園ばかりでなく、都市デザインの取り組みの原点である。


五十年ほど前のパリの下町の安ホテルにしばらくいたことがある。
都市のコモンスペースに惹かれ、近くの通りすがりに見た公園は、大人から子供達までの利用の仕方が、まるで集合住宅アパートの延長のリビングルームであり、主婦が子供を気にしながら夕食のジャガイモの皮を剥き、サラリーマンがくつろぎ書類をチェックしていた。


小さな砂場とブランコはあったかも、子供達の声の響く庭で、公園の出入り時に、低い簡単な鉄の枠の金網の扉を押し入ると、カチャンと音がして閉まる。これは実に巧みな空間利用のサインであった。


今一つは数回建ての古いアパートやホテルに囲まれた中庭を窓から見下ろすと、数本の樹木と僅かな草花とベンチがあるだけの囲まれた狭い庭は、四方の建物の窓から互いの姿も垣間見え、ラジオの音や、声が聞こえ、当時はやっていたアラブ風の曲が聞こえ、その音声は今でも思い浮かびハミングできる。


これこそ古代から住民が寄り添って生きる都市のコモンスペースの姿だなあと思った。


終わりに

この公園の住民代表の丁寧で大切な説明をご紹介したい。


汐路学区区政協力委員会の西﨑です。

駒場公園(コマパ)の開設にあたっては、近隣に公園が無く、子どもの学年を超えた遊び場・育児世代の交流(公園デビューの場)・高齢者の集いの場の設立を名古屋市行政への地域としての要請から始まり、十数回にわたる地域の子育て世代・高齢者と名古屋市行政とのワークショップにて、公園コンセプト・デザイン・子どもの意見をヒアリングした使い方を議論し開設に至ったものです。


また、公園維持管理においても従来の清掃・美化活動に加え使い方も含めた公園利活用愛護会を名古屋市初で設立し現在に至っておりますが、子どもの遊びに対する創意工夫は素晴らしく、当初想定外の公園の使い方が創出されており毎日70~80名程度の保育園児・小学生・子育て世代が公園利用をしています。


                         瑞穂区汐路学区区政協力委員長
                         駒場公園利活用愛護会会長
                         西﨑 久芳  



【寄稿文】 一舟・光秀(林 英光)



環境ディレクター
愛知県立芸術大学名誉教授
東京藝術大学卒業



※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。

発行元責任者 鎹八咫烏(ZIPANG TOKIO 2020 編集局)



アーカイブ リンク記事をご覧ください。


奄美大島 嘉渡の夕陽
オレンジ色に染まる夕陽が水平線に沈む瞬間。絵にも描けない…とはこのことかな~


奄美群島の魅力すべて紹介!


「奄美群島国立公園」が新たに指定!

平成29年3月7日(火)、国内で34カ所目の国立公園として、「奄美群島国立公園」が新たに指定されます。テーマ は「生命 にぎわう亜熱帯のシマ ~森と海と島 人 (しまっちゅ )の暮らし~」


奄美群島国立公園の新規指定について

奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、喜界島、徳之島、沖永良部島及び与論島で構成される奄美群島に新たに国立公園が指定されることになります。


奄美群島は、国内最大規模の亜熱帯照葉樹林が広がり、大陸や日本本土との分離・結合を繰り返した島々の地史を背景に、アマミノクロウサギをはじめとする多種多様な固有で希少な動植物が生息・生育するとともに、世界有数の速度で今も隆起するサンゴ礁段丘、琉球石灰岩の海食崖やカルスト地形、世界的北限に位置するサンゴ礁のほか、マングローブや干潟など多様な自然環境を有する地域です。


また、奄美群島国立公園に含まれる奄美大島及び徳之島は、昨年4月に公園区域の大規模拡張を行った西表石垣国立公園の西表島、昨年9月に新たにやんばる国立公園として指定した沖縄島北部とともに、世界自然遺産候補地にもなっています。


魅力あふれる「奄美群島国立公園」に、ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。「奄美群島国立公園」に、ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG TOKIO 2020「世界遺産候補 奄美群島の魅力すべて紹介! 34カ所目となる魅力あふれる国立公園『奄美群島国立公園』の誕生です!」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2093417



『結い』の心でみんなでむらづくり


奄美大島 宇検村


位置と気候

奄美大島は、鹿児島本土と沖縄県のほぼ中間に位置しています。


宇検村は、その奄美大島の南西部に位置し、海抜694mの標高を持つ「湯湾岳」を中心とした高い山々が深い入り江の「焼内湾」を囲み、冬季に北方から吹き込む寒風をさえぎり、本村特有の温暖な気候をなしています。


気候は亜熱帯海洋性で、四季を通して温暖です。年間を通じて降雨量が多く、一般には冬季を除き湿度が高いです。


奄美大島 宇検村村民


心温かい人々

奄美大島 宇検村に住む人々は、昔からお互いに見守り、支え合うというもとで生活をしてきました。そして、今なおその生活習慣が根強く残っています。


また、古くからの文化や伝統行事の伝承も地域の中でしっかりと受け継がれています。子どもからお年寄りまで、さまざまな世代との交流を通して、宇検村を大切に守り続けています。


人と人とのつながりのある、心温かい村がここには残っています。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG TOKIO 2020「阿室(あむろ)・屋鈍(やどん)・平田(へだ)三集落、宇検村の精神とは!『結い』の心でみんなでむらづくり 」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/4041118



ウミガメ型海洋ごみ回収ドローンによる
海洋ごみ回収の遠隔操作デモを実施!!!


ウミガメの恩返し


ウミガメの恩返し スマホとドローンによる遠隔操作にて・・・


本取り組みは、沖縄をはじめ日本全国で深刻な問題となっている海洋ごみに注目した取り組みです。現在、海洋ごみによる被害は深刻で、生態系を含めた海洋生物にも影響を与えています。


「次の世代まで美しい海を残したい」という想いで、沖縄の地元の方々が日々清掃活動を行っていることを受け、ドコモがもつアイディアや技術で少しでもその活動を支援し、広く知ってもらう一助となることはできないか、という背景から取り組みの実施にいたりました。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-6 TOKIO 2020 NTTドコモ×沖縄 海洋ごみ問題と沖縄の海を守る取り組み「ウミガメの恩返し」発表イベントを開催
https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/33921007



水田天満宮の神幸祭 稚児風流


築後 稚児風流 水田天満宮


稚児風流(ちごふりゅう)とは

太宰府天満宮の重要な荘園であった水田の地に子供を中心とした風流が残されており、毎年10月25日の水田天満宮の神幸に奉仕します。


3,4才の男子から風流に参加し、まず鼓(13人)次に鉦(4人)、締太鼓(4人)、大太鼓(11才位で2人)と役割を進めます。


赫熊・陣羽織・野ばかまの服装に胸にそれぞれの楽器をつけ、大太鼓は花蒲団をかけ御幣を立て、依代となって風流の中心となり、他の演者は2列に向い舞う。その他の役として笛・道風流・笠鉾等があります。


舞には本風流(定められた20数ヶ所で打つ)・おがみばち(町内の神社等で打つ)・まくりゅう・道ばやしがありますが、幼児を中心としているのでむずかしい演技は少ない。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-3 TOKIO 2020 水田天満宮の神幸祭 稚児風流「子供の愛らしい動きは、見るものをひきつける」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/7168660



邑南町の皆で「地区の未来を考える」

日本一の子育て村構想


静かなる天空の里 邑南町

周囲の緑と石州赤瓦の屋根が補色色相により、お互いの色相を引き立て合い、よく目立ち、いきいきと輝いて見えます。日本海の深い青と石州赤瓦のように・・・


邑南町は、島根県のほぼ中央部に位置し、総面積の8割を森林が占める四方を山に囲まれた「里山」の町です。


島根県 邑南町 町民・地域・行政が一体となって邑南町地区の未来を考える
日本一の子育て村を目指して・・・


口羽地区児童クラブの子供たち。菜の花畑でひと暴れ!みんな笑顔・・・


邑南町の皆で「地区の未来を考える」

同年、子育て世代への支援に重点を置き、町民・地域・行政が一体となって「地域で子育て」することをキーワードとした『日本一の子育て村構想』を始めました。邑南町で子どもを安心して産み育てられる環境の整備や、子育ての経済的負担の軽減などを町ぐるみで行っています。


邑南町は、平成16年10月に石見町、瑞穂町、羽須美村の2町1村が合併してできた町です。旧三町村は 、これまでそれぞれの理念に基づき、特色あるまちづくりを展開してきました。 そのひとつ旧瑞穂町では、町の豊かな自然を生かした町政を進めていました。その象徴が町全体を1つの博物館に見立てた「エコミュージアム構想」です。


「町の自然、歴史、生活などすべてが町民の財産。それを飾る博物館が町そのものということ。町民が町の生活に誇りを持てるように」との狙いがありました。 合併後の邑南町でも「エコミュージアム」の理念は残っています。里山の保全と価値の再発見に向けた事業に取り組み、林業や農業の振興だけでなく、循環型社会の実現につながるような山林の有効活用を目指しています。


邑南町は、中国地方でも山間部の河川上流に位置しています。少子高齢化が進み限界集落となる地域が多くなっています。しかし、これら集落は、豊かな自然環境や伝統文化を継承する心を癒す安らぎの空間として重要な役割を持っています。その集落を存続することは、
自然環境はいうに及ばず人間教育や福祉にとっても極めて重要です。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-3 TOKIO 2020~日本一の子育て村構想~邑南町「~上流は下流を思い、下流は上流に感謝する~町民・地域・行政が一体となって『地域で子育て』を始めました」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/5746494



奥能登 珠洲市 九十九湾(つくもわん)

透明度抜群の海と大小さまざまな入り江が生み出す美しい景観


海と日本プロジェクト in 石川県実行委員会は、2021年夏、国連の「世界農業遺産」に認定されて10年目を迎えた奥能登で、能登町の子どもたちを珠洲に招待し、海の恵みである海藻や塩、海洋プラごみを学ぶイベント【さいはての珠洲 海の恵みと漂着物】を2021年8月4日(水)に開催した。


このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環である。(わずか9日前の話ですよ〜)


奥能登は全国屈指の海藻が生息する海洋環境って知ってた?



まずは九十九湾で石川県水産課の池森氏とのと海洋ふれあいセンターの東出氏に、奥能登が全国一の海藻の宝庫である理由や、それを可能にしている海洋環境。また生息する海藻の種類、名称を教わり、講義を聞いた後は九十九湾で実際に海藻の観察!参加者全員が、東出氏に海の中にある海藻を見せてもらっていた。


参加者からは・・・・「いろんな種類の海藻がいることがわかった。」「沢山の海藻が生きていけるように海をきれいにしなければいけないんだということが分かった」などの声が聞けた。

それでは次に…遊覧船に乗り湾内を探検!


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-5 TOKIO 2020 小学校の夏休みに奥能登にて! ~海の恵みと環境を学ぶ~
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/20194033



奧会津金山町~子供の集うまちを目指して~


ギリシャ・医学の祖 ヒポクラテス曰く
「健康の源は、陽の光と水と空気と大地である」と、まさに奥会津・金山町は・・・


フィトンチッドいっぱいの校庭。ここに立つだけで癒されそ~だ!


金山町の未来を担う磨けば光る宝もの…昭和村にて


奧会津「金山町」は、福島県の西部にあり尾瀬の清流を源流として流れる只見川の中流域に位置し、越後山脈を挟んで新潟県に接しています。


磐越自動車道坂下I.Cから町の中心川口まで約40分、会津若松からJR只見線では1時間半程度の所にあります。


日本海型の気候で、全国有数の豪雪地帯です。なんと、根雪期間は4か月にも及びます。


金山町の見どころ(観光&歴史)


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-2 TOKIO 2020~子供の集うまちを目指して~「奧会津金山町の見どころ『観光&歴史』(その2)」
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/5288744

※(その1)~(最終話)まで、3話で完結です。



子供たちは寒さを忘れ大興奮!

長野県最北の地 ” かまくらの里 "


信州 長野県最北の地 飯山市 子供たちが待ちに待った「かまくら」の季節到来❣


長野県のもっとも北に位置する飯山市は、唱歌「ふるさと」「朧月夜」などにも歌い継がれてきたような、郷愁の情景が今なお息づく悠久のふるさとです。


豊かな自然風土のなかで独特の文化や歴史、伝統と人情が育まれ、趣深い寺の町並みや奥深く続く森や高原、四季の彩りをたたえる農作物など、土地土地にさまざまな魅力あふれています。 


平成27年3月に北陸新幹線・長野~金沢間が開通し、「飯山駅」が誕生しました。全国各地からのアクセスがぐっと便利になりました。


 信濃平の銀世界に広がる「かまくらの里」 原生のブナが多く残り、希少なヒメギフチョウとギフチョウの混棲地として山全体が国の天然記念物に指定されている黒岩山。


島崎藤村の『千曲川のスケッチ』にも自然豊かな山として描かれているほか、戦国時代には、その眺望の良さから上杉謙信方が戦いの合図であるのろしを上げたとされています。


その黒岩山の麓に広がる信濃平地区は、広大な水田が広がる飯山屈指の米どころ。冬場は豊富な積雪が水田を覆い尽くし、白銀の世界を創り上げます。その雪を使い、地元の人々によって作られるのが、大小数十基もの「かまくら」。


1月下旬から約1カ月もの間、「かまくらの里」として所狭しとかまくらが並び、中央には本格的な鳥居を構えた「かまくら神社」も見られる非日常の光景は、いまや飯山の冬の風物詩として多くの観光客に親しまれています。


かまくらのなかには8人もの人が入れる大きなものもあり、「レストランかまくら村」として食事を楽しむことも。また、週末の夜はライトアップもされ、幻想的な光景を見せてくれます。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG TOKIO 2020「郷愁の情景が今なお息づく悠久のふるさと!長野県最北の地 ” かまくらの里 "」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/1453848



千曲川源流 みんなでつくる川上村『村民憲章』とは



千曲川の源流「川上村」
日本最長河川の源流は川上村にある。
真夏でも身をきるような冷水に、イワナ、ヤマメなどが棲息している。

さらに、二ホンオオカミから誕生した川上犬も・・・(川上犬画像は本文にてご覧下さい)



川上犬基礎情報

川上犬は、長野県南佐久郡川上村を原産とする和犬で、「山梨・埼玉・群馬・長野にまたがる秩父山塊のヤマイヌ(ニホンオオカミ)が、猟師によって飼い慣らされたもの」との言い伝えも残るほど運動能力が高く、野性味が強い。川上村は標高1100メートル~1400メートルに位置するため寒冷な気候で、ヤマイヌの生息域と合致する。

川上犬は、子犬でも-25℃以下にもなる村の厳しい冬の気候に耐えるほど寒さに対しては強いが、夏場に高温多湿となる地域での飼育には向かない。



川上村「みんなでつくる総合計画」

「総合計画」は 、川上村のすべての計画の基本となるもので、行政運営の総合的な指針となる計画です。将来の川上村をどのような村にしていくのか、そのために誰が、どんなことをしていくのかを、総合的・体系的にまとめるものです。5年ごとに更新する平成30年度から平成34年度とする「川上村総合計画(5か年計画)」を今年度中に策定するためのみんなでつくる総合計画の様子。 


「わが心なぐさめかねつさらしなや壊捨山にてる月を見て」 古今和歌集

「おもかげや姥ひとりなく月の友」 松尾芭蕉


                 田毎の月


幻想的な景色が人々を魅了し続ける姨捨の棚田。今昔和歌集に姨捨の景観と月の歌が残っていることは、いかにこの風景が古くから愛されてきたかを物語っている。


棚田は国の重要文化的景観に選定、「田毎の月」は国の名勝に指定され、季節や時間で姿を変える風景は日本の原風景を想わせ、素朴な感動を与えてくれる。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG TOKIO 2020「川上村『村民憲章』 千曲川源流の村をたずねて・・・甲武信ユネスコエコパーク登録推薦決まる(埼玉県、東京都、山梨県、長野県)その弐」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3834312/



特別編 古戸の花祭

国の重要無形民俗文化財

古戸の花祭 榊鬼


花祭とは

「テーホヘ、テホヘ」と、夜を徹して繰り広げられる花祭は、鎌倉時代末期から室町時代にかけて、熊野の山伏や加賀白山の聖によってこの地に伝えられたといわれています。 


「冬至」の前後、太陽の力の復活を願って行われる「霜月神楽」の一種とされるこの祭りは、天竜川水系に今も伝わる神事芸能で700年以上にわたって継承されています。 


当初は湯立てと清め中心の祭りだったと考えられますが、伊勢神楽や諏訪神楽なども取り入れながら、土地の人たちによって育まれ、約400年ほど前に現在に近い形態になったようです。 


そのころは大神楽といって、七日七夜もかけて130番もの舞が盛大に行われ莫大な資金と労力が必要で、金100両、白米100俵が備蓄され、更に不足に備えて神楽林も保有していました。 


数地区が一緒になって、7年目や20年目という間隔で行われていましたが、大行事のため七日七夜にわたる大神楽を省略・集大成し一日一夜の祭りとして完成されたのが現在の花祭であるといわれています。


大神楽がなぜ花祭になったのかは多くの人が持つ疑問であり、「花」の語源についても10前後の説があります。


祭りは花宿の清めから始まり、神迎え、湯立て、宮人の舞、青年の舞、稚児の舞、鬼の舞、禰宜や巫女・翁などの神々の祝福、少年の舞、湯で清める湯ばやし、神返しまで休む事なく、ほぼ一昼夜をかけておこなわれます。


八百万の神々を勧請し、諸願成就、厄難除け、生まれ清まりを祈願するこの祭りは、昭和51年に国の重要無形民俗文化財に指定され、毎年11月から3月上旬にかけて、郡内15ヵ所の地区で盛大に開催されます。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG TOKIO 2020「古戸の花祭は、神仏混淆の形式を色濃く残している唯一の奥三河の花祭【国の重要無形民俗文化財】」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3294802



【国境の島・対馬検定】


対馬 小茂田浜神社大祭 子ども相撲


「小茂田濱神社大祭子ども相撲」

文永の役(1274年)で元軍に敗れた宗助国は軍神となり、毎年11月12日に士族の末裔が伝来の鎧に身をかためて小茂田濱に集い、神主が海に向かって鏑矢を放つ「鳴弦の儀」が行われるようになったことから、この日に行われています。


観客が意外と少なそうに見えますが、実はそうではないのです。菰樽(こもだる)から手前の芝生はなだらかな丘になっていて観光客も交え町内総出の応援です。皆さんに声を聴かせたいぐらいです。


名古屋も昔は各町内で子ども相撲大会が行われていましたが、いまは・・・


写真の奥側は海の延長でビックリするくらい沢山の漁船が停留しています。
(あの漁火の正体はこの船かも)


あ、そうそう前号で紹介した椎根の石屋根は、無理をすれば歩いても行ける距離です(かなりハードですが)。バスも通っていますが時間に気を付けてください。
(一社)対馬観光物産協会さんにご相談ください、島内のツアーが組まれているかも・・・


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG TOKIO 2020「対馬の歴史~江戸時代~(第二話)いよいよ対馬で【対馬検定】開始!ご参加を」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3177804



徳島県で閉校が決定している2つの小学校


大きくなってきっと忘れられない想い出となることでしょう


徳島県において2022年度150年の歴史を持つ2つの小学校の幕が閉じます。その最後の生徒両校をオンラインでつないでスポーツ交流を開催することが決定しました。


昭和時代~小学校の想い出~

以前の記事でもご紹介いたしましたが、小生のように戦後間も無く誕生した子供たちにとって、小学校が閉校になるなんて、信じられないまるで別世界の話を聞くようで…我々の頃は床が鴬張りの木造校舎に入りきれず、小学校高学年になると新しく建てられたコンクリートの分校に左遷(?)されたものです。


暫くすると、分校も子供たちで満杯になり、卒業するころには生徒数と共に校舎も増え、何時しか分校の二文字は消え去り、独立した、立派な小学校になっていました。


中学に進学し小学校が異なる同級生の家を訪ねるとよく、家族の方からあなたはどちらの小学校を出られたのですか?と尋ねられる(小学校によってレベルや得意分野がわかる…)、つい面倒臭くなり『別名:学習院』(勝手な解釈で、学問を学び習得するところに違いないので…)だったかな?と名古屋弁丸出しで冗談交じりに応えると、その風采から、鼻先で笑う様に「何とご冗談がお上手な事」と一蹴されたものでした。


最近は昨日のことのように感じる…懐かしい昭和の悪ガキ時代の想い出です・・・

出来る事なら小学校の校舎はは解体する事無く、これまでこの学校で学び巣立った大勢の卒業生たちが何時でも好きな時に帰る事が出来る故郷の一つとして残し、ギャラリーや工房、食事処、宿泊施設、老人ホーム、地域住民の災害時の避難所等々…みんなで知恵を出し合い活かすことを考えられないものでしょうか・・・(既に考えておられるかも⁉)


何時の日か卒業生の皆さんも故郷へ恩返しに戻りたいのでは❣


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-6 TOKIO 2020最高の想い出にしたい!2022年度、徳島県で閉校が決定している2つの小学校「平谷小学校」・「上浦小学校」オンラインスポーツ交流事業!
https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/40070251/



生まれ、育ててくれた村『木頭』 故郷に恩返しを❣


限界集落に創られた未来コンビニ


人口1,000人の村、徳島・木頭の“未来コンビニ”が、ドイツのデザイン機関が主催する世界三大デザイン賞「レッド・ドット・デザイン・アワード」リテールデザイン部門で最優秀賞「ベスト・オブ・ザ・ベスト」を受賞!


木頭の歴史


車で走っても走っても、山と川が影のようについてきます。
大分と熊本の県境に建つ弘法大師発見の杖立温泉が想い出されます。


木頭は西日本第二の高峰であり日本百名山の一つである剣山など標高1,000mを超える山々に囲まれ、那賀川が中心を流れる山間地域です。


昔から林業によって生活を営んできました。那賀川の下流地域まで材木を搬出し、木材と那賀川によって繁栄してきた歴史があります。


太布織(タフオリ) 太布庵にて


現在では日本唯一の太布織(タフオリ)の技術が残る地域でもあります。カジやコウゾの皮から糸を紡いで織られた古代布のことで、万葉集にも登場するこの「太布」は、歴史上最古の布と言われ、江戸時代に急速に木綿が普及するまでは、全国で織られていました。


材料不足・技術保存者の高齢化等により衰退していきましたが、木頭地区では地元の有志が集まって太布の伝承を受け継いでいます。代々受け継がれてきた自然との共生、木頭文化の発展に取り組んでいるのです。


木頭の由来


かっては、川の流れを利用して下流まで運んでいた。まさに「板子一枚下は地獄」だった!


昔は何処もそうでした。鎹八咫烏の地元「木曾」においても、なかのりさんが筏を組んで木曽川を下った光景が瞼に浮かんで来ます。

『木曽のナァー なかのりさん 木曽のおんたけ ナンチャラホーイ 夏でも寒い ヨイヨイヨイ』・・・命懸けの大変な仕事です。


豊かな自然に囲まれ、下流域の発展の礎となった木頭。
古くから那賀川下流地域の城郭・殿堂の建築用材に使用する良材を搬出していたことから「木の頭(かしら)」の意味として木頭(きとう)と呼ばれるようになりました。


昔から林業の盛んな地域であり「木頭杉」は良材として地域の人々の生活を支えてきました。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-5 TOKIO 2020徳島最奥~限界集落(旧・木頭村)の『未来コンビニ』~世界三大デザイン賞に輝く「全ての人が笑顔になれる、奇跡の村」を目指し未来へと紡ぐ!
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/20508218



JR岐阜駅前地区再開発
スカイウオークデッキと駅前広場


広場から取り巻くスカイウオークデッキとJR駅側の夜景


私たち日本人は色彩を軽ろんじていませんか?

服装も家も街並みも都市も国土も一つの景色です。その基本を少し理解すると全てが融和し、調和が始まります。


私たち日本人は色彩を選択する時、他のものごとより理由も感性も十分な検討もない侭、命に別状はないとして決めています。


しかし戦国時代の武将たちは、命をかけて城ばかりではなく、領地から服装、香りまでトータルデザインに尽くしました。


その根底には「恥と誇り」があったのです。それが日本の穏やかな文化の基本です。またその手本は、天地空海、山川草木、生きとし生きるものの姿や色彩など、全て自然の中にあります。それが人間界の風土に育まれた伝統文化です。


今は伝統的な和の優れた文化よりも、外国の派手な文化に目が行きがちですが、それらは彼らに似合う文化であって、そこに住む日本人が美しく見えないばかりか、外国人から見ても日本人は世界一洋服の似合わない人々と言われる所以です。


その都市環境は電柱と看板とバラバラな建築様式と形と色彩の混沌であり、スラムのようだと言われます。それには視覚上の色彩も大きく影響します。さらにわが国の混沌とした環境の改善は大事な未来の子供達や次世代に不調和な環境が影響し、いじめや犯罪など心の問題にも関わります。環境は人をつくると言います。


そこで都市環境と様々なデザインの、発想から実施に至るまで関わった筆者の多数のプロジェクトの経験から、色彩に取り組む実務のトータルデザインについてご紹介しましょう。一例としてJR岐阜駅前地区再開発での筆者が手掛けた色彩デザインの手順が僅かでもご参考になれば幸いです。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-5 TOKIO 2020 色彩デザイン実践講座 事例1 JR岐阜駅前再開発 森羅万象との融和【寄稿文】林 英光
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/21261952



※現在、2300件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。


ZIPANG-9 TOKIO 2020 (VOL-9)
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ZIPANG-9 TOKIO 2020

日本の精神文化と国土の美しさについて再発見 その1. 全世界との情報の共有化 その2. 偏り、格差のないローカリティの尊重! その3. 美しきものへの学び、尊敬、関心を高める教育と推進

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