人は 有史以来 見るに絶えない残虐な戦争を 今も繰り返している。
人は何故 こんなに 美しい天空大地の間に生きているのに・・・
なんの不満があるのだろうか。
人は宇宙の奇跡である地球の生きもの。
この原初に立ち戻り 穏やかな心で 人皆共に
太古からの生き物の幸せと 未来への理想を語る時。
日本列島天空の発酵のあけぼの
人のもっとも望まない戦争を止めさせることは、国連や宗教の使命でもあろうが、今やその役割を果たせていない。
この現状の改善は 物質文明と人の心の融和にあり、現在の先進科学とAIの最大のテーマであり、使命でもあろう。
その未来を切り開くには、世界の人々の心の根底となる 新たな価値観の創造にかかっている。
その試みが「物質と心の融合を図る発酵文明」であり、小さな微生物由来の発酵の原理を手掛かりに、人の幸せと平和への心を再構成することにある。
発酵文明の草創
天海大地の発酵現象を楽しもう その妙なる美しさに皆笑顔になる
五感全体で受け止め いい気分になる これが心の発酵の始まりだ
平和でしあわせな環境は 生命の平和への共有願望 幸せ心の原点
すべての人 生きものも 天空海大地 山川草木と共に一生を送る
さらに 目には見えない世界がある 微生物の世界 人の心の世界
それらがみなひとつになり 助けあい 人の世界の発酵文明になる
自然の生き物に学ぶ
ここで生き物の人間社会環境で健気に生きる一例として燕の行動を参考としたい。
今年も名古屋市内のあるマンションの軒下に2家族のツバメがやって来た。そして都会の何処からか泥を何度も口に咥え運び巣を作り、それぞれ2度の孵化で4〜5匹づつの子育てを、献身的に虫をとらえ餌を公平に与え育て、巣立ちを促し、8月下旬に親子共々、はるばる二千キロの南方へ旅立った。途中には数々の危険もあるにも変わらず、何千年も何万年にも続けられてきた発酵的行動であろうか。
孵化から間もない幼鳥4羽(左) 大きくなり飛び立つ寸前(右)
この燕の行動の一環を人になぞらえると、「誕生、成長、結婚、家づくり、子育て、独立、社会へ旅立ち、終活、死亡」まで同様である。
ここに人は果てしない欲望が加わり煩悩が始まった。とすると余分な物質文明の欲望の利便物を上手く取り除き組み合わせ発酵させると、他の生きもの同様に自然の掟に従い、争わず暮らし、幸せな生を全うすることが出来るのではと考える。
科学とは経済とは、右肩上がりの経済産業の儲けと、心を置き去りにした技術革新ではない筈。
過剰な物質文明の横行と、究極の核兵器を造りを競い、月や火星へ行き、資源争奪と、他の惑星の土地を売買するなど、生物として恥ずべき行為である。
今まで果てしない欲望の物質文明であったが、それを乗り越えるのが発酵文明である。
発酵文明的景観事例
伊勢湾台風の膨大な残材の上に築かれた、滝の水公園の夕暮れ、
呆然自失の幸せな 自然と人の心の発酵の時が訪れる。名古屋市
風土と機能の三角形と特産の柑橘色で 筆者の発酵環境の昼下がり。
宇宙は円運動 子供たちはここで 銀河鉄道の夢をみるだろうと 筆者は想い 円弧で構成発酵した惑星の広場 東海市。
日本の森と田園と共にある集落は、実に美しく魅力的な発酵風景
緑と白黒の簡素な和の結界は、静かな心の発酵誘発デザインの極致である。
消えゆく良き日本の発酵文化の面影である
江戸期の為政者は古代の知恵を謙虚に学び、按配バランスを知り、近隣諸国との友好平和政策で、防衛では欧米の狡猾な植民地支配を巧くかわし未然に防ぎ、新技術を取り入れ、持続可能な250年を過ごしてきた。
建物は地域の風土と風景が基本である。
訪れる人の心に響くキャンパスのロケーションと校舎は発酵景観の手本である。
廃校には質が高く周辺と調和し とても美しいものが大半である。
現代の新たな公共施設はこの魅力を十分に後世に伝える義務がある。
江戸期の為政者は古代の知恵を謙虚に学び、按配バランスを知り、近隣諸国との友好平和政策を。防衛では欧米の巧みな植民地支配を巧くかわし未然に防ぎ、新技術をうまく取り入れ、持続可能な250年を無事に過ごしてきた。
また江戸の寺子屋は木造の建物と自然で簡素で美しい寺の環境で、学問としての心も学び人材を育んだ、日本文化の基盤があった。
現在の色とりどりの幼稚な現代の幼稚園や学校の教育環境は、人の未来へのスタート時点で間違っている。
その上少子化で続々と廃校になる残念な全国各地の学校建築は、教育環境として公共施設に相応しい美意識とデザイン思想があった。その文化の宝の心を無にせず別の形でも継承活用して頂きたい。
まとめ
地元の自治体と優れた地域の設計者、デザイナー、住民の有志の参加と努力が地域を救い、今後地方の少子高齢化、進行する限界集落再生にも、住民に誇りと勇気を発酵させてくれて、福祉と文化の中心を担う大切な力になる。
よき環境は 良き人の心に発酵作用し 平和と幸せを創る
次回に続く・・・
「読者からの励ましとも叱責とも思われる、ご感想投稿はとても楽しく嬉しく拝見しております。今後とも意見交流の場として広げたく存じます。忌憚のないご感想を楽しみに…」
【寄稿文】 一舟・光秀(林 英光)
環境ディレクター
愛知県立芸術大学名誉教授
東京藝術大学卒業
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
発行元責任者 鎹八咫烏(ZIPANG TOKIO 2020 編集局)
アーカイブ リンク記事をご覧ください。
臨済宗大本山 東福寺
~医療従事者へ感謝の意を込めた “希望の光”~
国宝 日本最古の巨大山門『三門』
東福寺
創建と歴史
摂政九條道家が,奈良における最大の寺院である東大寺に比べ,また奈良で最も盛大を極めた興福寺になぞらえようとの念願で,「東」と「福」の字を取り,京都最大の大伽藍を造営したのが慧日(えにち)山東福寺です。嘉禎2年 (1236年)より建長7年(1255年)まで実に19年を費やして完成しました。
工事半ばの寛元元年(1243年)には聖一(しょういち)国師を開山に仰ぎ、まず天台・真言・禅の各宗兼学の堂塔を完備しましたが、元応元年(1319年)、建武元年(1334年)、延元元年(1336年)と相次ぐ火災のために大部分を焼失しました。
延元元年8月の被災後4ヶ月目には早くも復興に着手し、貞和3年(1346年)6月には前関白一条経道により仏殿の上棟が行われ、延元の火災以降実に20余年を経て、再び偉観を誇ることになりました。建武被災の直前にはすでに京都五山の中に列せられていましたから,再建後の東福寺は完全な禅宗寺院としての寺観を整えることとなりました。
仏殿本尊の釈迦仏像は15m、左右の観音・弥勒両菩薩像は7.5mで、新大仏寺の名で喧伝され、足利義持・豊臣秀吉・徳川家康らによって保護修理も加えられ、東福寺は永く京都最大の禅苑としての面目を伝え、兵火を受けることなく明治に至りました。
明治14年12月に、惜しくも仏殿・法堂(はっとう)、方丈、庫裡(くり)を焼失しました。その後、大正6年(1917年)より本堂(仏殿兼法堂)の再建に着工、昭和9年(1934年)に落成。
明治23年(1890年)に方丈、同43(1910)年に庫裡も再建され、鎌倉・室町時代からの重要な古建築に伍して、現代木造建築物の精粋を遺憾なく発揮しています。また、開山国師の頂相、画聖兆殿司(ちょうでんす、明兆)筆の禅画など、鎌倉・室町期の国宝・重要文化財は夥しい数にのぼっています。
開山 聖一国師
円爾弁円(えんにべんえん)といい、三井園城寺の学徒として天台の教学を究め、のち、栄西(建仁寺開山)の高弟行勇・栄朝について禅戒を受け、嘉禎元年(1235年)34歳で宋に渡り、在宋6年、杭州径山の無準の法を嗣ぎ、仁治2年(1241年)7月に帰朝しました。
聖一国師の号は花園天皇より贈られたもので、日本禅僧最初の賜号です。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-5 TOKIO 2020 ~医療従事者へ感謝の意を込めた “希望の光”~東福寺史上初!国宝&青もみじライトアップ
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/16392182
邑南町には
特別天然記念物のオオサンショウウオが多数生息しています。
静かなる天空の里 島根県邑南町
邑南町には、オオサンショウウオなどの貴重な動植物が数多く棲んでいます。
これらは過去・未来から贈られた素晴らしい宝物です。 瑞穂ハンザケ自然館で見て・触れて・学びフィールドに飛び出してください。 素晴らしい宝物が発見できるはずです。
ハンザケ(オオサンショウウオ)
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-3 TOKIO 2020~日本一の子育て村構想~邑南町「~上流は下流を思い、下流は上流に感謝する~町民・地域・行政が一体となって『地域で子育て』を始めました」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/5746494/
ZIPANG-5 TOKIO 2020 鴨川に生きるオオサンショウウオ「鴨川の王」を描く日本画家・髙橋文子 京都 新風館個展と 新風館の「建築」
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/22580710
衛星データとAIと3DCGの技術の融合させ、地球全体をデジタルツイン化
株式会社スペースデータ(所在地:東京都新宿区、代表:佐藤航陽)は、衛星データと3DCGを活用してバーチャル空間に世界を自動生成するAIを開発し、アメリカ合衆国のニューヨーク市の自動生成を実施しました。
これまでは日本の都市部を中心に生成を行ってきましたが、今回の実験によりグローバルに対応できるようになりました。今後はAIによって自動生成された様々な地域の3Dモデルを公開していき、誰でも無料で使えるように無償提供していく予定です。
衛星データとAIと3DCGを融合させたデジタルツイン生成技術
「宇宙 × データ」をテーマとした研究開発を行う宇宙スタートアップである株式会社スペースデータは、衛星データと3DCG技術を活用してバーチャル空間にもう1つの世界を自動生成するAIを開発しています。
今回は世界で最も高層ビルが密集するアメリカ合衆国のニューヨーク市のマンハッタン地区の自動生成に成功しました。今後は日本のみならず地球全体のデジタルツイン化に向けて、アルゴリズムの改善を行っていきます。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-5 TOKIO 2020衛星データからバーチャル空間にニューヨークをAIで自動生成。日本だけでなく地球全体のデジタルツイン化を推進~スペースデータ~
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/22197269
Living Historyとは
生きた歴史体感プログラム
実施概要
事業名 芸術を生み出す縄文文化体感プログラム
補助事業者名 十日町市/新潟県
開催場所 十日町市博物館および笹山遺跡
開催期間 令和2年6月頃~
関連イベント等 第21回笹山じょうもん市
火焔型土器による調理と試食
縄文時代のハレの日の衣装を着用し、竪穴式住居の中での火焔型土器鍋は、縄文時代にタイムスリップしたかのような雰囲気で、参加された方々は、貴重な体験に大変感動されていました。
Living History(生きた歴史体感プログラム)促進事業のことを意味しております。
それらは史跡や重要文化財を探訪する方々が、合わせて往時のくらしや祭事などを体験し、日本の文化を理解・体感できるように、 歴史的背景に基づいた復元行事を企画したり、展示・体験事業などへの取組みです。
日本及び訪日外国人等の観光客が、各地の文化財等の見学に訪れて、日本の歴史や文化の理解を深めることは、日本文化の魅力度向上及びインバウンドの促進に極めて重要なことですね。
しかしながら、此れまでは必ずしも観光客にとって分かりやすい形で公開されているとは言えず、本来、それらの価値と魅力が十分に発揮されていませんでした。
そのため、国指定・選定文化財において、史料や研究資料等に基づき、往時を再現した復元行事・歴史体験事業の実施、及び当時の調度品や衣装の整備・展示等を通じて歴史的な出来事や当時の生活を再現するコンテンツを開発することにより、生きた歴史の体感・体験を通じて文化財の理解を促進するとともに、文化財に新たな付加価値を付与します。
文化財に新たな付加価値を付与し、より魅力的なものとする「Living History(生きた歴史体感プログラム)促進事業」の取組を通じ、文化財の活用による地域活性化の好循環を図ります。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-5 TOKIO 2020 【文化庁】~Living History~(生きた歴史体感プログラム)とは
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/23526108
※現在、2400件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。
ZIPANG-9 TOKIO 2020 (VOL-9)
https://tokyo2020-9.themedia.jp/
ZIPANG-8 TOKIO 2020 (VOL-8)
https://tokyo2020-8.themedia.jp/
ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
https://tokyo2020-7.themedia.jp/
ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
https://tokyo2020-6.themedia.jp/
ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/
ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/
ZIPANG-3 TOKIO 2020 (VOL-3)
https://tokyo2020-3.themedia.jp/
ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
https://tokyo2020-2.themedia.jp/
ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/
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