ZIPANG-9 TOKIO 2020 食と農の未来について考える ~東三河FOOD DAYS~初開催!

食と農の未来について考える東三河FOOD DAYSが初開催されました!

中部ガス不動産は「農・食を軸とした地域の活性化」を目的とした「東三河フードバレー構想」を推進しています。



中部ガス不動産株式会社(本社:愛知県豊橋市)は2024年7月28日・29日と2日間にわたり「東三河FOOD DAYS」を開催しました。


愛知県東部に位置する東三河地域は、中核市の豊橋市を中心に8市町村で構成されています。
東三河は豊川用水や恵まれた日照時間等を理由に1,500億円余りの農業産出額を誇る、全国有数の農業地帯です。


日本中から食・農のキーパーソンが東三河に集まり、同時並行で様々なコンテンツが提供された本イベント。

この記事では開催の背景から各コンテンツの様子をご紹介します。


開催背景

中部ガス不動産は地域のプレイヤーと共に「農・食を軸とした地域の活性化」を目的とした「東三河フードバレー構想」を推進しており、東三河がフードクリエイターの聖地となるべく、次世代を担うフードクリエイターの発掘や育成を行っています。


「東三河FOOD DAYS」では、地域内外問わず、食・農にまつわるプレイヤーやコンテンツを集約し、共に語らい、繋がり、結果として東三河の食・農の魅力をもっと多くの人に知ってほしいと考え開催されました。


コンテンツ紹介

東三河FOOD DAYSはDAY1(7月28日(日))とDAY2(7月29日(月))の2日間で開催され、合計16のコンテンツが執り行われました。


DAY1は会場を emCAMPUS EAST・豊橋市まちなか広場とし、ご家族でも楽しめるようなコンテンツが提供され、


DAY2は会場をホテルアークリッシュ豊橋とし、ビジネス寄りなコンテンツが展開されました。


DAY1

【CLUB RED×emCAMPUS FOOD】
東三河を能登のシェフが彩る みんなのお子様ランチ



「CLUB RED」とは株式会社ぐるなびが主催する、日本最大級の料理人コンペティション「RED U-35」において優秀な成績をおさめた若手料理人と歴代の審査員が集うコミュニティです。


そんなCLUB REDの中から、能登のシェフに参加いただき、子どもたちへ食べることの楽しさや食材の魅力を伝えるだけではなく、大人の皆様にもあの頃のお子様ランチに詰まったトキメキを思い出してもらえるよう、夏の食材で彩られた料理をワンプレートに詰め込み、ご提供いただきました。


【豊橋市×豊川市×田原市】
東三河の花の魅力を体感しよう!染め花&アレンジ教室



愛知県は昭和37年以降60年以上連続で花の産出額が日本一であり、特に東三河地域では県全体の約7割の花が生産されています。そんな花の産地である東三河の3市の花を使った染め花&アレンジ教室を開催しました。当日はたくさんの親子連れで賑わい、白いマムやバラを自分で染めたりアレンジして楽しみました。


【ひんやりFOODふぇす】



暑い夏に身体も気持ちも涼しくなるような「ひんやりFOOD」がまちなか広場に大集合。スイーツ・和菓子を中心に、ドリンクやスム―ジー、ヌードルやおむすびも出店しました。
当日は35度を超える猛暑でしたが、かき氷やレモネード等を片手に涼む姿が見られました。


【ハッカソン ―“食”と“農”の新しい価値を創造しよう―】



“食” と”農” の新たな価値創造に挑む方々の出会いとつながり、ひらめきの機会、挑戦のきっかけとして、『ハッカソン』を開催しました。参加者は東三河の食と農をテーマに、アグリテックの活用や新サービスの考案、新しい食と農の繋げ方、流通の仕組みなど、グループワークを通じて徹底的に考え、4つのチームがビジネスアイデアを発表しました。


【東三河の特産品を使った商品アイデアソン】



東三河の農林水産物を活用した新商品を企画し、商品化を目指すイベントです。特産品を使った商品開発に取り組みたい5つの事業者と、特産品を使った商品開発に興味のある20名程度の参加者が集まり、開催されました。


テーマは“東三河のお土産につい手に取りたくなる、地元特産品を使った新商品を事業者と参加者でチームを組んで自由に楽しく考えよう!”です。


5つのユニークな新商品アイデアが発表され、参加者は、まさに楽しみながら自由にアイデアを考えていました。


発表されたアイデアの中から商品化まで進むものがあるのか乞うご期待!


【東三河FOOD DAYS交流会】



CLUB RED×emCAMPUS FOODによる東三河×能登食材のコラボレーションディナーを振る舞いました。


2024年1月1日に能登半島地震が発生してから約半年、まだ復旧が十分に進んでいない能登エリアの現状を、自身も被災され甚大な被害を受けた川嶋シェフが、当日の状況や被災後にどのような活動を行ってきたのか、今後どのように能登を盛り上げていくのかを、ご自身の想いと共に約100名の参加者の皆様へ伝えられました。


立食形式にて開催された事もあり、食・農の分野のキーパーソン同士での活発な交流が行われていました。


DAY2

【豊橋駅前再開発20周年記念シンポジウム】



DAY2のオープニングは豊橋駅前再開発20周年記念シンポジウムでした。
豊橋駅前再開発は2003年8月に西武百貨店の閉店を機に本格的に動き出し、ココラフロント・ホテルアークリッシュ豊橋・ココラアベニュー、そしてエムキャンパスとこの20年間で数々の施設が開業しました。


再開発における構想・設計・施行・運営など、それぞれの立場から再開発を支えてきたパネリストたちとともに、歴史とまちの将来像を語りました。


【トークセッション supported by ホシザキ株式会社】
将来一段と進む人手不足に対応するための店舗運営の省人化・省力化



労働力人口の減少に伴い、ほとんどの産業で人手不足が問題になっていますが、その中でも外食市場の人手不足は深刻であり、店舗運営に支障をきたしているところも少なくありません。そして、今後さらに加速するこの問題に対して、“今”まさに飲食店が直面している人手不足の課題と”これから”を乗り切るための様々な施策を、省人化・省力化の観点からトークセッションを行っていただきました。


店舗運営側からの視点、厨房機器のモノづくりからの視点などさまざまな立場のパネリストが、人手不足の店舗運営をテーマにディスカッションしました。


【トークセッション supported by 渥美半島観光ビューロー】
ふるさと納税を通して農業者、農産物、産地に新しい価値を創造する



田原市は1年間でふるさと納税寄付額を6倍以上急伸しており、注目を集めています。
そんな田原市のふるさと納税関係者を招き、ふるさと納税が農家の担い手不足や耕作放棄地などの課題解決に如何に貢献できるかを語っていただきました。


更には、付加価値の商品づくりへの転換、農業の魅力度向上、新規就農者に選ばれる産地づくりにふるさと納税をどのように活かしていくかを各方面で活躍するパネリストが議論しました。


【トークセッション supported by 豊橋信用金庫】
頭の切り替え、視点の切り替えでツクル 食と農の未来



1世紀以上に亘って「病気の人」を笑顔にしてきたオブラートを、「健康な人」を笑顔にするオブラートへと着想を変え、新たな価値を創造している地元企業の取組みを事例に、経営者・クリエイター・教育機関・金融機関・Z世代の学生など、世代も専門分野も異なるパネリストの視点から、これからの時代における共感や共創のポイントをディスカッションしました。


また、人間の創造力とテクノロジーの共存・共創が求められる時代の中で、生成AIによって、どんなビジネスが生まれようとしているのかなど、食と農の未来についても、それぞれの視点からトークセッションを行いました。


【トークセッション supported by めぐるめくプロジェクト】
地域の可能性を拡げる垣根を越えた食のオープンイノベーションの価値



これからの食産業や農業・水産・畜産業を担う地域の生産者や加工者などと、都市で暮らす生活者が相互に理解を深め、交流し合うことで、豊かな食や社会をつくる活動、「めぐるめくプロジェクト」。多岐にわたって連携しているめぐるめくプロジェクトさんにもトークッションを行っていただきました。


食にまつわる世界の最新トレンドや、既にチャレンジが始まっている日本の地域の取組みを紹介しながら、地域間や事業領域といったあらゆる垣根を越えた共創の価値を掘り下げていただきました。


【トークセッション supported by 遠州・和栗プロジェクト】
遠州・和栗プロジェクトからみる官民一体となった持続発展型の
まちづくりとは



掛川栗をはじめとした日本各地の和栗の魅力を発信し、「WAGURI」ブランドの創設を目指す遠州・和栗プロジェクト。企業・行政・農協(生産者)・教育機関等様々な団体がコンセプトに賛同し、わずか1年半で参画団体を23社まで拡大しています。


和栗を始めとする日本独自の地域資源を活かした一次産業の復興が地方創生の鍵であり、復興を目指すヴィジョンとこれまでの道のりを各業界のキーマンと共にお伝えいただきました。


【トークセッション 東三河の「発酵」~その歴史と自然を語る~】



豊川水系を抱き、地域内に海山川が揃う東三河は、古来より交通の要衝として栄え、その東三河の自然と歴史を元に、酒、味噌、醤油、漬物など様々な発酵食品が誕生しました。


東三河で活躍する様々な発酵食品メーカーとともに、鳳来山、豊橋平野、渥美半島という特色ある自然の中で育まれた東三河の発酵食品の魅力について、そして、発酵食品を活かした地域づくりの可能性についてディスカッションいただきました。


【飲食店・菓子店等×農家のマッチング会】



飲食店・菓子店・加工業者等と 生産者(農畜水産業者) が直接マッチングし、地元生産物を使用した新メニューを開発し、提供に繋げるイベント。地元生産物を活用した料理を新たに生み出し、身近に食べられる環境を整えていくことで、地産地消を推進と、地元生産物の価値を高める事を目的としています。


当日は15飲食店と21生産者が参加。
生産者が生産物の特徴やこだわりを3分間でプレゼンをし、飲食店がプレゼント個別交流を経てオファーを行いました。マッチングが成立したグループ毎にメニュー開発が開始し、10月下旬から新メニューの販売開始が予定されているので、提供が開始された際には是非ご賞味ください。


【豊橋アグリミートアップ アグリテック交流会】



豊橋市の農業課題解決を目指した、地域の農業関係者とアグリテック企業の共創による実証開発プロジェクトTOYOHASHI AGRI MEETUP(豊橋アグリミートアップ)。全国の有望なアグリテック企業を招待し、交流会を実施しました。


交流会ではパネルセッションとアグリテック企業によるプレゼンテーションを行い、パネルセッションでは「~産業の壁を超えていけ~ 農業×○○イノベーションの未来」と題し、農業を中心に他分野との融合による新産業の創出のために必要なことについて議論いただきました。


後半はアグリテック企業4社に登壇いただき、サービスや豊橋地域での取り組みについて紹介いただきました。


会場に入りきらない程数多くの方にご参加いただき、農業イノベーション創出についてアツい議論が展開されていました。


【東三河フードクリエイターアワード】



東三河FOOD DAYSのラストをつとめる「東三河フードクリエイターアワード」。
持続可能な世界に向けて社会課題に取り組む食・食文化の創造者を東三河フードバレー構想では「フードクリエイター」と呼んでいます。


今まで東三河を豊かにしてきた「フードクリエイター」のご紹介と東三河から日本・世界に向けて更なる発展をしていきたい「次世代のフードクリエイター」のピッチを行い、「次世代のフードクリエイター」の中からアワードの大賞を決めました。


特に次世代フードクリエイターのピッチは事前選考を通過した6人が事業内容や特徴、今後の展望等を熱意とともにプレゼンテーションしていただき、今後この地域を牽引していく方を知っていただく良い機会になったのではないでしょうか。


企業展示ブース



DAY2(7月29日)にはトークセッション等のコンテンツとは別に「展示ブース」を会場に常設しました。展示ブースにて商品の試食や販売を行ったり、参加者との商談等にご活用いただきました。


来場者の声


イベントをより良いものにしていくためにご参加者様を対象にしたアンケートを実施しました。頂戴したご意見の一部をご紹介させていただきます。


・今回イベントに参加しなければ知らなかった様々な事業者様やプレイヤーとの交流・人脈作りに繋がりました。

・地域の食・農の発展のためにサーラグループとして取組んでいらっしゃること、今後の構想を深く理解できた。

・様々な業界の方が食農連携に対して取り組みをされていることがよくわかった。

・食ビジネスでここまでインタラクティブにやりとりができる場はそうそうないため、ぜひこれから先も継続していっていただきたいです。

その他改善を望む点も頂いておりますので、今後の大変貴重なご意見として参考とさせていただきます。


アンケートにご協力いただいた皆様は誠にありがとうございました。


まとめ

食・農にまつわるプレイヤーやコンテンツを集約し、共に語らい、繋がり、東三河の食・農の魅力をもっと多くの人に知ってほしいと開催された「東三河FOOD DAYS」。


結果としては、初開催ながら2日間の合計で約1,000名程度と多くの方々にご参加いただきました。


これまで東三河フードバレー構想を掲げ活動し続け、徐々にご協力いただける方々が増えていきました。東三河FOOD DAYSでは目的に賛同いただいた方々と共にトークセッションや各コンテンツを作り上げ、開催することができました。


ご参加いただいた方には様々なコンテンツを通して東三河フードバレー構想が目指している方向が伝わったのではないでしょうか。


東三河フードバレー構想のミッションは“次世代フードクリエイターの人材の発掘と育成を支援し、フードクリエイターの聖地としてのブランド構築と持続可能な地域社会を実現する”と定めております。


東三河FOOD DAYSも一度きりの打ち上げ花火ではなく、今後も持続させていこうと考えています。また来年パワーアップした東三河FOOD DAYSが開催できるように、次世代フードクリエイターの発掘・育成を中心に活動し続けていきます。



編集後記

昭和の記憶

昭和56年頃のお話です。
中部ガス(株)「サーラ浜松」をお借りして、日本初のインテリアコーディネーター養成スクールを開講いたしました。来る昭和58年度に実施する予定の第1回認定インテリアコーディネーター資格試験対策並びにインテリアコーディネーターの学ぶべき知識と技術をシュミレーションするためのものだった。


授業風景イメージ フリーハンドスケッチパース               Ⓒ鎹八咫烏


講師にはインテリア産業協議会(現:公益社団法人インテリア産業協会の前身)荻野事務局長を始め、当時第一線で活躍していたインテリアデコレーター、建築士、インテリアデザイナー、スペースデザイナー、カラーリスト、パースデザイナー、インテリアファブリック・家具・照明・エクステリア・ガーデン等の専門知識を持ち、販売や現場をよく知る方たちに協力を要請して実施したのだった。


暫くして、中部ガス(株)の神野信郎社長から話を聞きたいとの連絡がありお目にかかり
インテリアコーディネーターについて説明すると、当社グループの様々な分野で活用していきたいので、養成できないだろうか?との相談があり、企画を担当したのでした。


その年には、中部ガス(株)グループの浜松と豊橋にあるサーラリビング主催にて
サーラインテリアスクールとして開講したのだった。


卒業された皆さんが、その後、インテリアプランナーや建築士の資格を取得された方もあり住宅、モデルハウス、ショールーム、店舗、オフィス、ガーデン、プロダクト、グラフィック、などのデザイン分野で活躍されているのを聴くにつれ自分の事以上に大変に嬉しく思ったのを覚えております。


また最近は、企業から独立して、フリーランスやインテリア・建築デザイン事務所を立ち上げ、CIや街づくり等にも携わり更に、業界の先駆者として後輩の指導にもあたっておられる、僭越ながら大変頼もしく思っているところであります。


参考

昭和60年頃のお話です・・・

《インテリアコーディネーターの役割》


プレゼンテーション インテリアコーディネーターemi.yamamotoさん    Ⓒ鎹八咫烏



インテリアコーディネーターという言葉が定着しはじめてやっと数年、いったいどういう仕事なのか?一般の方にはまだまだ理解されていないのですが、職業としては12~3年前からインテリアデコレーター、インテリアアドバイザーの呼称で首都圏を中心にごく一部ではありますが成立してきました。


住宅販売会社、デパート、家具、ファブリックスのショールーム、販売店などでインテリアデザインやコンサルタントの業務に携わってきたわけです。


設計士や大工さんの作ってくれる家は、形や機能が先行し楽しく快適な住まいとは程遠いということをよく聞きます。


家具の配置、作業動線、管理のし易さなど、その家を使いこなす人間の生活を思いやる濃かな心配りが欠けているからです。インテリアエレメント、カラースキム、照明計画にもそれぞれの家庭のテイストに合ったものが選ばれているでしょうか?


個性化が進みそれぞれのライフスタイルを大切にする時代なのに、画一的な家造りがされたのではユーザー(生活者)は、満足しません。その上、ユーザー(生活者)の方も自分のニーズが正確に掴めず、断片的なイメージをどう表現してよいのか判らないので、不平不満を持ちながら任せてしまうケースが多いようです。


どうしてこういうことになるのでしょうか⁉


元来インテリアそのものが家具なしで生活できた日本の住宅では、戦前の『しつらえ』は一家の主(あるじ)の役割とされていました。季節の変わり目に床の間の掛け軸を替え、調度品を整える、夏には建具を外し、簾や葦戸で涼しさを演出し、暮れには新しく張り替えられた襖や畳の上で、正月の飾りつけを楽しんできました。


木と紙と土で作られた家は開口部が多く、庭の自然は室内と一体となり簡素で精神的なインテリアデザインだったのです。ところが戦後40年もたった現在、住宅事情は急激に変化してきました。生活も複雑化し洋間中心の家が多くなりました。


洋風の住まいの『しつらえ』はどのようにしたらよいのか、知識も経験も十分ないのに、住空間を何とかしなければならなくなったのです。インテリアに興味のあるユーザー(生活者)はショールームを廻ったり、本を読んだりして一生懸命知識を得、感性を磨いて勉強しているのですが、市場に出ている全商品の性質や価値を知ることは極めて難しく、流通も複雑で途方に暮れているようです。


それぞれの商品についての相談窓口はあっても、トータルインテリアとなるとどこへ相談してよいのかわからない、そんなユーザーニーズに応えてインテリアコーディネーター(和製英語)という新しい職業が生まれてきたのです。


すなわち「インテリアコーディネーターの役割」は、それぞれの家庭の家族構成、ライフスタイル、趣味趣向など諸条件を的確につかみ、ユーザー(生活者)の希望を入れながら、豊かな空間のイメージを創り、生活提案をし、それを実現へと導くことにあります。


ただインテリアの上っ面をいじるのではなく、住む人の感性、知性を理解し、人間としての生き方に共鳴してこそ、より良き住空間を創ることが出来るのです。


インテリアコーディネーター草創期のお話でした。これからインテリアコーディネーターを目指される皆様のご参考になればと願っております・・・



鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使


協力(敬称略)

紅山子(こうざんし)


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。


アーカイブ リンク記事をご覧ください。


三ツ山古墳で東三河最古の横穴式石室を確認!


豊橋市文化財センター調査前の三ツ山古墳


三ツ山古墳の横穴式石室は、1回だけの葬送で使用した後、入り口に石を積み、さらに土を盛って墳丘を築いています。これは、一般的に追葬を前提とする横穴式石室としては異例の構造です。


担当の岩原学芸員は「古墳の制作技術が、1人だけを埋葬する竪穴式から複数人を埋葬する横穴式へ移り変わっていく途中で、初期の横穴式の特徴と考えられる」と分析します。


入り口部分で、壁の役割を果たす左右の石積みは比較的良好な状態で残されています。また裏込めに使用された石は、後に作られた古墳と比較すると非常に大きいものが使用されており、これも初期の横穴式石室の特徴と考えられます。


岩原学芸員は20年前にもこの古墳の発掘調査を担当しており、「わかりませんでした、で終わらせたくなかったので、今回謎が解けて良かった」と感想を漏らしますが、発掘調査を進めるうち、さらなる謎があることがわかってきました。


謎の一つ目は、まだ発見されていない石室の可能性です。今回発掘調査を行っている石室は、前方後円墳の「くびれ」から少し前方部よりの部分にありますが、三ツ山古墳にはもう一つ、後円部にも石室があることが分かっています。


一つの前方後円墳から複数の石室が発見されることは、非常に珍しいことで、加えて、それぞれの石室の位置が古墳の中心から外れていることから、岩原学芸員は、さらに一~二つの石室が存在する可能性を指摘しています。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-6 TOKIO 2020 学芸員20年越しの謎が解けた!三ツ山古墳で東三河最古の横穴式石室を確認!しかし、 この古墳にはまだまだ謎がいっぱい
https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/39987409



愛知県東三河地域伝統の手筒花火。
~手筒花火の町から願いを込めて~47都道府県に届け!


勇壮な手筒花火~火の粉が降り注いで火傷しないのかな~


10mにも立ち昇る豪快な炎の下、揚げ手が全身に火の粉を浴びながら放揚する、愛知県東三河地域伝統の手筒花火。コロナ禍により、多くの手筒花火大会が中止となる中、今回「無観客での・無観客だからこそ可能な」特別な手筒花火放揚を開催し、豊橋から全国47都道府県に向けて「エール」を送ります!


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-4 TOKIO 2020~手筒花火の町から願いを込めて~47都道府県に届け!豊橋から手筒花火でエール!
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/10893632



~自然にときめくリゾート~休暇村伊良湖


「夕暮れカフェテラス」
三河湾に沈みゆく夕陽を見ながら幻想的な時間をお過ごしください


◆菜の花まつり期間中は「夕暮れテラス」で温かい菜の花和紅茶のサービス 毎日夕方にご案内する「夕暮れテラス」。テラスからは伊勢湾、三河湾や鳥羽、知多、神島など360°のパノラマビューが楽しめます。


日の入り時間に合わせてカフェコーナーを設置。菜の花和紅茶を飲みながらスタッフが簡単な解説をします。


休暇村のコンセプトとは

~自然にときめくリゾート~

日本の景色を代表する国立公園・国定公園など優れた自然環境の中にあるリゾートホテル。
35か所ある休暇村は、地元の食材を活かした料理や、地域の自然、文化、歴史とのふれあいプログラムなど、その土地ならではの魅力にふれる場を提供し、すべてのお客様に心が自然にときめくひとときをお届けする事です。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-6 TOKIO 2020 渥美半島に春の到来を告げる「菜の花まつり2022」が1月15日(土)にスタート
https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/29698362



奥三河15か所の花祭 特徴早わかり


茂吉鬼:鎚を持って舞い、湯釜にぶら下げられた「蜂の巣」を払い落とします。 蜂の巣の中の五色紙は縁起物として観客が争って拾います。(朝の役鬼)


花祭について

「テーホヘ、テホヘ」と、夜を徹して繰り広げられる花祭は、鎌倉時代末期から室町時代にかけて、熊野の山伏や加賀白山の聖によってこの地に伝えられたといわれています。


「冬至」の前後、太陽の力の復活を願って行われる「霜月神楽」の一種とされるこの祭りは、天竜川水系に今も伝わる神事芸能で700年以上にわたって継承されています。 


当初は湯立てと清め中心の祭りだったと考えられますが、伊勢神楽や諏訪神楽なども取り入れながら、土地の人たちによって育まれ、約400年ほど前に現在に近い形態になったようです。


そのころは大神楽といって、・オ日七夜もかけて130番もの舞が盛大に行われ莫大な資金と労力が必要で、金100両、白米100俵が備蓄され、更に不足に備えて神楽林も保有していました。


数地区が一緒になって、7年目や20年目という間隔で行われていましたが、大行事のため七日七夜にわたる大神楽を省略・集大成し一日一夜の祭りとして完成されたのが現在の花祭であるといわれています。大神楽がなぜ花祭になったのかは多くの人が持つ疑問であり、「花」の語源についても10前後の説があります。


祭りは花宿の清めから始まり、神迎え、湯立て、宮人の舞、青年の舞、稚児の舞、鬼の舞、禰宜や巫女・翁などの神々の祝福、少年の舞、湯で清める湯ばやし、神返しまで休む事なく、ほぼ一昼夜をかけておこなわれます。


八百万の神々を勧請し、諸願成就、厄難除け、生まれ清まりを祈願するこの祭りは、昭和51年に国の重要無形民俗文化財に指定され、毎年11月から3月上旬にかけて、郡内15ヵ所の地区で盛大に開催されます。



(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG TOKIO 2020「奥三河15か所の花祭 特徴早わかり【国の重要無形民俗文化財】」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3323234/



※現在、2400件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。


ZIPANG-9 TOKIO 2020 (VOL-9)
https://tokyo2020-9.themedia.jp/


ZIPANG-8 TOKIO 2020 (VOL-8)
https://tokyo2020-8.themedia.jp/


ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
https://tokyo2020-7.themedia.jp/


ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
https://tokyo2020-6.themedia.jp/


ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/


ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/


ZIPANG-3 TOKIO 2020 (VOL-3)
https://tokyo2020-3.themedia.jp/


ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
https://tokyo2020-2.themedia.jp/


ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/


ZIPANG-9 TOKIO 2020

日本の精神文化と国土の美しさについて再発見 その1. 全世界との情報の共有化 その2. 偏り、格差のないローカリティの尊重! その3. 美しきものへの学び、尊敬、関心を高める教育と推進

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