令和6年1月1日午後4時10分頃発生した、能登半島地震で被害を受けた皆さに、
心よりお見舞い申し上げます。(編集局)
明治初期の歌舞伎の傑作『盲長屋梅加賀鳶(めくらながやうめがかがとび)』の錦絵
「加賀鳶」について
加賀藩江戸屋敷お抱えの大名火消し「加賀鳶」。火消しの技と喧嘩早さは天下一品、雲に雷を染め抜いた長半纏と合紋の革羽織を身にまとい、鳶口を持ったその様は賑々しくも勇ましく、粋な集団として八百八町の人気を一身にさらっていました。
そんな加賀鳶を主人公とした河竹黙阿弥(かわたけもくあみ)の歌舞伎の代表作
『盲長屋梅加賀鳶(めくらながやうめがかがとび)』。
芝居の冒頭で勢揃いする加賀鳶連中の意気の良さがコンセプトとなり、1992年10月にブランドが誕生しました。現在は、定番酒から季節限定酒まで、鋭いキレ味をもつ個性豊かな味わいを展開しています。ラベルの「加賀鳶」の書は、黙阿弥を曽祖父にもつ日本の演劇学者、故・河竹登志夫氏によるものです。
「加賀鳶 純米吟醸」8月23日(金)リニューアル新発売
デザイン
これまでの緑瓶から黒瓶に変更。伝統色の銀鼠(ぎんねず)を背景に、艶やかな金色の図柄「雲に雷(いかづち)」を配し、粋なキレ味と上質感を表現しています。「雲に雷」は加賀藩江戸屋敷お抱えの大名火消し「加賀鳶」が身にまとう長半纏に染め抜かれていたもので、銘柄誕生以来、象徴的に使用しているロゴマークです。
ターゲット
日本酒愛好家、業務用市場、海外市場
株式会社 福光屋(本社:石川県金沢市)は、酒造りの妙技を味わえる代表銘柄「加賀鳶(かがとび)」の定番酒である純米吟醸の味わい、パッケージデザイン、価格を刷新し、8月23日(金)に新発売。
晩酌の新定番。四季の料理に合う、華やかさと軽やかさ。
1992年の誕生以来、「粋」をコンセプトに鋭いキレ味をもつ個性豊かな味わいを展開してきた「加賀鳶」。酒米の特性を見極め、純米造りの技を徹底的に追求した、酒造りの妙技を味わえるブランドとして、当社の人気銘柄の一つに成長しています。
この度、23年振りに純米吟醸をリニューアル。よりお求めやすい価格とし、晩酌市場、料飲店市場等にご提案いたします。
商品特徴
霊峰白山から100年以上の時をかけて酒蔵の地下150メートルに辿り着く天然水「百年水」と契約栽培した良質の酒米「金紋錦」と「山田錦」を使用。四季の料理に合わせやすい、豊かに広がる吟醸香と軽やかでつるりとした口当たり、おおらかにふくらむ米の旨味が生きた透明感のある味わいです。
Chicago Rabbinical Council コーシャ認証取得
加賀鳶 純米吟醸(180mL、300mL、720mL、1,800mL)
商品仕様
□商品名:加賀鳶 純米吟醸
□原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
□原料米:全量契約栽培米・酒造好適米 金紋錦 80%(長野県下高井郡木島平産)、山田錦 20%(兵庫県多可町中区産)
□精米歩合:60%
□製造区分:純米吟醸
□酵母:自社酵母
□アルコール分:15度
□日本酒度:+4
□酸度:1.4
□飲み方:冷やす◎ 常温◎
□味わいの特徴:豊かに広がる華やかな香りと、おおらかにふくらむ米の旨味が生きた、透明感のある味わい
□相性の良い料理:鮎の塩焼き(蓼酢)、生牡蠣・海老の天ぷら(塩レモン)、烏賊・帆立・平目の寿司(ゆず・塩)、フレッシュチーズ等
容量・価格:
180mL 484円、300mL 638円、720mL 1,485円、1,800mL 2,970円 (参考小売価格・税込)
発売日:
2024年8月23日(金)
販売店:
一部の酒類販売店、自社直営店・通販(福光屋 オンラインショップ)
補足
純米大吟醸「鶴と福」6月25日(火)に新発売
奥能登・鶴野酒造店から救出された酒米を2種類の酵母で共同醸造
共同醸造 純米大吟醸 「鶴と福」(720mL)
株式会社福光屋(本社:石川県金沢市)は、令和6年能登半島地震で全壊の被害を受けた株式会社鶴野酒造店(石川県鳳珠郡能登町)と共に、救出された酒米と両蔵が大切に使用する2種類の酵母で純米大吟醸を共同醸造いたしました。能登の酒蔵の復興、再建への強い願いを込めて、6月25日(火)に数量限定発売。
共同醸造した純米大吟醸「鶴と福」を手にする
福光屋・板谷和彦杜氏と鶴野酒造店・鶴野薫子杜氏
石川県酒造組合連合会の強い絆から実現。
両蔵の名頭から命名した「鶴と福」を2,300本限定販売。
令和6年能登半島地震で酒蔵と店舗の全壊被害を受けた鶴野酒造店の蔵元・鶴野晋太郎氏から酒米が救出されたことを聞き、当社専務取締役の福光太一郎の働きで3月から共同醸造プロジェクトを開始。
当社の酒造りと平行しながら急ピッチで共に仕込み計画を策定し、3月下旬から鶴野晋太郎氏、鶴野薫子杜氏、当社の杜氏・板谷和彦、蔵人たちが一丸となって取り組みました。
鶴野兄妹とは石川県酒造組合連合会が主宰する石川県清酒学校の同期の蔵人もおり、仲間の困難に万全の体制で挑み、両蔵で大切に使用する酵母2種で初々しく爽やかな味わいに仕上げました。個性豊かな石川の地酒、酒蔵が存続できるようにと願う、強く前向きな気持ちが結実したのです。
ネーミング・デザイン
両蔵の名頭を取り「鶴と福」と命名。吉祥八角のラベルに両杜氏の氏名、落款と共に配しました。落ち着きのある墨色のフロストボトル(磨りガラス瓶)が艶やかで力強い書を引き立てます。
ターゲット
復興応援にご賛同・ご協力いただける方、日本酒ビギナーから愛好家まで幅広い層、料飲店、ギフト・お土産市場など
鶴野酒造店
石川県能登町の東海岸・鵜川地区に1789〜1804(寛政〜享和)年間創業。能登の風土と食文化に寄り添う酒として知られる「谷泉」、「登雷」を蔵元兄妹で醸しています。
福光屋
1625(寛永2)年創業。金沢で最も長い歴史をもつ酒蔵です。霊峰白山の麓より百年の歳月をかけて辿り着く仕込み水「百年水」と契約栽培米を使用。「加賀鳶」、「黒帯」、「福正宗」などの代表銘柄を醸す純米蔵です。
株式会社 福光屋
〒920-8638 石川県金沢市石引二丁目8番3号 電話:076-223-1161(代)
鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(順不同・敬称略)
石川県
公益社団法人石川県観光連盟
紅山子(こうざんし)
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
アーカイブ リンク記事をご覧ください。
発祥300年の石川県無形民俗文化財!加賀鳶はしご登り…石川まつりにて 編集局イメージ
経済産業省が2020年3月に発表した「スマートツーリズムハンドブック」
本書の目的
本書は、経済産業省が実施した「令和元年度 ローカルクールジャパン推進事業 (消費促進環境整備調査等事業)」で行った調査およびモデル地域でのスマートリゾート戦略策定を踏まえ、デジタル技術を活用し、訪日客の誘客や消費促進を図るとともに、地域の生産性や持続性を高め、高い国際競争力を持った観光産業を生業とする地域づくりをするために参考となる、または活用していただける情報をまとめたものです。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-8 TOKIO 2020 「第3回日本観光振興デジタルプラットフォーム活用セミナー」の開催について
https://tokyo2020-8.themedia.jp/posts/51490605
霊峰 白山
昨年の9月7日、環白山広域観光ガイド「ウエルカム白山」さんのご協力により、白山と白山比咩神社を次のように紹介いたしました。
「『白山信仰』2017年に開山1300年を迎える、 全国約3000社余りとされる白山神社の総本宮『白山比咩神社』の奥宮が開山1300年を迎える。来年節目の年を迎えるにあたり『白山』について紹介いたします。」以上のように当サイトで紹介してから、月日の経つのは早いもので、まさに『光陰流水の如し』です。
桜の花が咲くころに再度ご紹介することになっておりましたが、中部地方は、まだ桜の花は蕾です。しかし、伊豆の河津桜はとうに咲いておりますので、本日、続編(その1)を掲載いたしました。
「無理やり変な理屈をつけました(苦笑い)」
白山はいつしか秋の装い紅葉から・・・、雷鳥の羽根も白に衣替え。(平成21年10月26日、70年ぶりに白山で雷鳥が確認されたそうです。)
そして、春が芽吹いてくる、2017年4月29日には、 白山比咩神社創祀之地顕彰祭が行なわれます。
翌30日には小松市の那谷寺金堂において、神式、仏式の合同の大祭白山比咩神社宮司と那谷寺住職による奉仕です。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG TOKIO 2020「白山神社の総本宮『白山比咩神社』の奥宮が開山1300年を迎えました (続編その1)」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2152503
白山比咩神社 神門と拝殿
白山信仰と白山比咩神社
石川、福井、岐阜の3県にわたり高くそびえる白山は、古くから霊山信仰の聖地として仰がれてきました。ふもとに暮らす人々や遥かに秀麗な山容を望む平野部の人々にとって、白山は聖域であり、生活に不可欠な“命の水”を供給してくれる神々の座でした。
やがて山への信仰は、登拝という形に変化し、山頂に至る登山道が開かれました。加賀(石川県)の登拝の拠点として御鎮座二千百年を越える当社は、霊峰白山を御神体とする全国白山神社の総本宮です。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG TOKIO 2020「白山信仰と白山比咩神社『奥宮』開山1300年を迎える (続編その2)」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2155188
自然智の教え「那谷寺」
展望台からの眺めは境内最高
「その景色、奇なりて自然なり」地上約20mの展望台からは、奇岩遊仙境を含む那谷寺の境内を一望できます。
~那谷寺の紅葉~今が見頃です!
岩肌と紅葉の織りなす風景をご覧ください。
1300年の時を経て今もなお
那谷寺は、全国的に見てもとても長い歴史を持つ古刹。奈良時代の養老元年(717年)に泰澄大師がご本尊を境内の岩窟に安置したことが始まりで、今日まで“自然智”の教えを守り受け継いでいます。
那谷寺を再建した利常公は、参道にたくさんの杉の木を植えました。その長さは、小松から那谷寺に至る約10kmとも言われ、御幸街道の一部でもあります。歴史の中で杉の多くは失われてしまいましたが、粟津温泉総湯前に1本だけ「黄門杉」として現存しています。
2015年「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では1つ星の認定を受けている那谷寺。
普段は侘び・寂びを感じさせる古刹ですが、紅葉の見頃の時期には錦を織りこんだような目にも鮮やかな景色が広がります。 山門をくぐり境内を歩いていくと奇岩遊仙境(きがんゆうせんきょう)が見えてきます。
遊仙境の横には石の階段があり、いかにも古色蒼然とした唐門が佇んでいます。 唐門から本殿に入るとそのまま岩窟につながっていて、那谷寺御本尊、十一面千手観世音菩薩が安置されています。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-5 TOKIO 2020 自然智の教え「那谷寺」の紅葉~赤や黄色に色づく木々に彩られた奇岩遊仙境の岩壁~見事な景観を生み出す!(その1)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/11623549/
原初の神祀りの様を伝える 三輪明神 大神神社
ご祭神の大物主大神(おおものぬしのおおかみ)がお山に鎮まるために、古来本殿は設けずに拝殿の奥にある三ツ鳥居を通し三輪山を拝するという原初の神祀りの様を伝える我が国最古の神社です。
大神神社は拝殿の奥にある三ツ鳥居を通し三輪山を拝するという原初の神祀りの様を伝える
高山市上三之町 酒蔵の軒先に「杉玉」
飛騨高山:古い町並み上三之町の酒蔵の軒先には「三輪の神杉」三輪山の杉葉で造られた杉玉が酒造りのシンボルとして飾られている。
新潟の酒蔵には、直径1.3メートルの巨大杉玉が飾られているところもある。
三輪山は、奈良盆地をめぐる青垣山の中でもひときわ形の整った円錐形の山です。古来、大物主大神が鎮(しず)まる神の山として信仰され、『古事記』や『日本書紀』には、御諸山(みもろやま)、 美和山、三諸岳(みもろだけ)と記されています。高さ467メートル、周囲16キロメートル、面積350ヘクタールのお山は松・杉・檜などの大樹に覆われて、一木一草に至るまで神宿るものとして尊ばれています。
特に杉は『万葉集』をはじめ、多くの歌集に詠われ「三輪の神杉」として神聖視され、後世に三輪山の杉葉で造られた杉玉が酒造りのシンボルとして酒蔵の軒先に飾られるようになりました。
また、山中には神霊(しんれい)が鎮(しず)まる岩が点在し、磐座(いわくら)と呼ばれて信仰の対象となっています。神社の古い縁起書には頂上の磐座(いわくら)に大物主大神(おおものぬしのおおかみ)、中腹の磐座(いわくら)には大己貴神(おおなむちのかみ)、麓の磐座(いわくら)には少彦名神(すくなひこなのかみ)が鎮(しず)まると記されています。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG TOKIO 2020「神代に始まった古社中の古社 原初の神祀りの様を伝える 三輪明神 大神神社(その壱)」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3440523
三輪明神 大神神社 四季のおまつり
4/9 春の大神祭
大神神社「春の大神祭」当日、神楽「うま酒みわの舞」奉納
第十代崇神(すじん)天皇の御代に疫病が大流行し多くの国民が亡くなるという国難が起こった時、ご祭神の神示により神孫の大直禰子命(おおたたねこのみこと)を神主としてご祭神を篤くお祀りし直したところ、平安が戻って国が富み栄えました。
このことが大神祭の起源で、二千年来の伝統を誇る大祭です。祭祀が卯の日に行われたことから、古くは「卯の日神事」と呼ばれ、4月、12月の上卯日に執行するという伝統を有しました。
明治6年の上卯日が9日であったことから例祭日が4月9日と定められて今日に至っています。 祭典は8日の宵宮祭、9日の大神祭、10日の後宴祭と三日間にわたり、「例祭」と呼ばれる大神神社で最も大切な祭典です。
神孫の大直禰子命(若宮様)を神主としてお迎えした故事に則り、8日午前に大直禰子神社(若宮社)で例祭を行い、御分霊(ごぶんれい)を若宮社から本社にお遷しすることから祭儀が始まります。
9日の午前には神社関係者・氏子崇敬者・各種団体関係者など千名近くの参列を得て、拝殿で例祭の大神祭が大祭式で盛大に行われ、神楽「うま酒みわの舞」が奉奏されます。午後からは若宮の御分霊を神輿にお遷しし、三輪の町中を巡幸する若宮神幸祭(わかみやしんこうさい)が行われます。
これは大直禰子命を里人がお迎えしたさまを伝えるものと言われ、神輿を中心に、馬に乗った宮司以下神職、時代装束を着用し各地区の幟や神宝を持った氏子、稚児や甲冑騎馬武者など総勢250名余がお供をして三輪の町を巡幸します。
10日の後宴祭の後に、若宮の御分霊を若宮社にお戻しする祭儀が行われると、正午からは祭りを締めくくる後宴能が催されます。斎庭に設けられた桧舞台で、神社ゆかりの能「三輪」、狂言「福の神」などがその道の大家によって演じられ、3日間にわたる春の大神祭は目出度くとり納められます。
4/29 献茶祭
献茶祭は、毎年表千家・裏千家・武者小路千家(官休庵)3千家の家元が順番で奉仕されており、新緑の美しい境内の各所には、拝服席、副席や点心席が設けられます。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG TOKIO 2020「古社中の古社 三輪明神 大神神社 四季のおまつり(その弐)」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3450591
大神神社 摂社『率川(いさがわ)神社』とは
ご祭神
中殿
ひめたたらいすずひめのみこと
媛蹈韛五十鈴姫命 (御子神)
向かって左殿
さいのおおかみ
狭井大神 (御父神)
向かって右殿
たまくしひめのみこと
玉櫛姫命 (御母神)
率川神社について
率川神社は、593年に大三輪君白堤(おおみわのきみしらつつみ)が勅命によりお祀りした奈良市最古の神社です。
御祭神の媛蹈韛五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)は、初代神武天皇(じんむてんのう)の皇后様で、ご聡明にして、よく内助の功をおたてになりました。全国の神社の中でも珍しい皇后様を主祭神とした神社です。
三棟の本殿左側には父神の狭井大神(さいのおおかみ)、右側には母神の玉櫛姫命(たまくしひめのみこと)をお祀りし、中央にお祀りするお子様(媛蹈韛五十鈴姫命)を両親がよりそうようにお守りになられる姿で鎮座されることから、古くより子供の守り神として知られています。
三輪明神縁起絵巻・神武天皇と五十鈴姫
ご由緒
奈良市最古の神社である率川神社は古くより「子守明神」とたたえられ、県内外から篤い信仰がよせられています。
神社は飛鳥時代、推古天皇元年(593)大三輪君白堤(おおみわのきみしらつつみ)が勅命によっておまつり申し上げた奈良市最古の神社です。
御祭神の媛蹈韛五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)は、初代神武天皇の皇后様で、ご聡明にして、よく内助の功をおたてになりました。全国の神社の中で皇后様を主祭神とした神社は数えるほどしかありません。
三棟の本殿左側には父神の狭井大神(さいのおおかみ)、右側には母神の玉櫛姫命(たまくしひめのみこと)をお祀りし、中央にお祀りするお子様(媛蹈韛五十鈴姫命)を両親がよりそうようにお守りになられる姿で鎮座されることから、古くより「子守明神(こもりみょうじん)」とたたえられ、安産、育児、生育安全、家庭円満の神様として県内外から篤い信仰がよせられています。
父神の狭井大神は生活全般の守護神であり、福寿の神である大神神社の大物主大神と同じ神様であり、媛蹈韛五十鈴姫命が大物主大神のお子様にあたられることから、率川坐大神御子大神社の名で「延喜式」にも記載されています。
本殿は一間社春日造、檜皮葺の社殿を南向きに三殿並列させたもので、近世初頭の形式を伝える建物として県の指定有形文化財となっています。平成19年には江戸末期、文久2年(1862)以来の本殿保存修理が竣工し、朱塗りの色も鮮やかに甦りました。
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