1 パリ、フランスのオリンピックに学ぶ、平和発酵文化
今度の パリ オリンピックの デザイン・色彩は、我が国が忘れた伝統文化の基本を踏まえ、国家を挙げた見事な美しいトータルデザインだ。まるで別世界のような景観デザインと、行政の大きな寛容な姿勢に好感を持った。
都市景観全体との調和、イベント、各種競技会場ごとのデザイン・色彩、競技者がイキイキと映え、観客との一体感など、デザイン・色彩の緻密で見事なデザイン計画に、文化国家のプライドを見た思いである。
それは国の指導者のフランスの停滞の危機感から、パリ オリンピックビジョンが検討されたことが大きいいと思う。そして文化の伝統と国民の意識とが一つになり、現在世界の大混迷を尻目に、平和の祭典の源に沿って取り組んだ姿勢に敬意を表したい。
東京オリンピックの反省
これに引き換え前回の東京オリンピックを省みると、利権と間に合わせの何とも心浅ましく、見窄らしいさまであったことか。その理由が今更に思い起こされる。この違いは今後の日本の次世代のために取り組む心構えとしたい。
人は皆、穏やかで平和な暮らしを願っているが、現在世界の異常な混迷が最大の問題
このような視点で具体的なデザイン・色彩の話になるが、美しいという理想は自然体で平凡で穏やかなもの。すると人も気晴らしの祭やイベント等がより素晴らしく華やかに、この度のパリオリンピックのように鮮やかに心に残り、世界も平和心に共鳴する。これがオリンピックの趣旨、世界平和への大きなバタフライエフェクとになる。たかがオリンピックではない、全て世界の課題である。
2「発酵文明」への序章
話変わって日本列島の心の発酵デザインに移る。
日本列島人は風土と伝統に基づき、四季の節句や、先祖を敬うお盆の習慣も、祭りも大切に、穏やかな家庭やコミュニティーの心を育んで来た。これこそ日本人の平和や幸せの源である。
筆者の提唱する「発酵文明」は有史以来の「物質文明」の反省と「心の文明」への媒体となる次世代への何かを考え行動する序章である。
日本人は人の集まるところが好きだが、もっと有り余る緑地と水辺こそ幸せな心の発酵に良い環境だ。
身近にある山川大河はプチトリップやスポーツにも、これ以上ない癒しの大空間をもっと楽しもう。
知られざる東海地方の~木曽三川の風景~方言と同様に心の発酵文化のもとである。
地域の神社仏閣、風土と草木の空間にもっと敬意を持って接しよう。
自然はこんなに優しく麗しい・・・木曽三川大地と水辺のように、(羽島市)
列島各地にある広大で未利用な宝をもっと大切に保ち活用しよう ❣
改めて振り返ってみよう、日本の環境発酵文化の数々を
日本列島は、多様な発酵文化の巣である。それは縄文石器時代から奈良平安鎌倉戦国を経て、260年の徳川の平和国家で洗練完成された。
言うまでもなく、それは数十種に及ぶ発酵食品ばかりでなく、生活習慣環境に、風土と伝統でのあらゆる事柄に発酵文化の基が仕組まれている。
筆者は行き詰まった「物質文明」から、忘れて来た「心の文明」へ移行する投稿をしてきたが、それには媒体になる何ものかが要であると考えていた。それは世界中の人が、毎食時に健康に何気なくその恩恵に授かっている「発酵文化」にあると突然思うに至った。
発酵は身近で人に誰にも優しく、目に見えない大いなる自然の力
今朝の浅漬けから味噌醤油納豆お茶お酒、コーヒー、チーズ、ヨーグルト、ワイン、キムチなどなど、古代から数十種類の人の健康に、会話に、コミュニケーションになる文化の宝があった。
こんな平和で幸せな素晴らしい文化文明が他にあるだろうか? これを続けることで十分幸せであり、人を殺す理由と暇などはない。
発酵は水の如く世界に存在する
自然は有史以前の古代からメッセージを送ってくれていた。微妙で地味で何億年も昔から、生き物が人が共に生きてきた、目には見えない世界。微生物、細菌、酵素などが、自然界をコントロール助け合い存在していたことに気がつき始めた。
さらに人間社会でも自然界でも、語り、語らせることによる発酵現象がある。この自然物や人工物を意識的に構成展示活用することで、人の心に暮らしに作用する発酵が生まれる。これもデザイン・色彩の発酵文明への使命と考えている。
明快なビジョンのデザイン・色彩環境は、機能的にも心にも満たされる発酵環境となる。
日本に溢れある自然発酵環境をもっと利用堪能し、心の発酵感覚を高めよう。
機能的かつ人の日常に優しく関わる環境デザイン思想の視点で見た
発酵環境事例を
筆者好みの気韻のある発酵文化 和の空間の事例 今はなき足立美術館 茶室寿楽庵
現代日本人の居心地の良さ傾向は、人工と自然の混在発酵する知的環境にもある。
名古屋みなとアクスル
日本人は人の集まるところが大好きだが、もっと有り余る緑地と水辺こそ身近な心の発酵に良い環境だ。
身近にある山川草木環境は、スポーツにも、これ以上ない癒しの大空間でありもっと活用しよう。
ハレとケの天空大地の発酵を目指した
筆者の景観デザイン事例
愛知県・岐阜県・三重県に囲まれた木曽三川は古き文化と歴史と自然との戦いがあり、
それだけに数々の醗酵も誘発する。
木曽三川大地と水辺のように、列島各地にある広大な宝をもっと身近に活用しよう。
竜のうねりの様な大河に沿って、河川修復用の既製品のコンクリートユニットを用いた
カラフルな大遊戯自由空間。天空大地の間に子供達が伸び伸びと自由に発想し遊べ、
河川のケレップ水制学習を兼ねた環境である。 木曽三川桜堤公園(羽島市)
ユニットと砂場の組み合わせは、子供達に工夫の面白さを発酵誘発する。
洪水時には全て水面下になるためユニットは高さ1メートルに。
新たな物質文明の産物は、リニア新幹線であろうが何であろうが、全て人の感性に調和発酵共存するように、明治以降に失った美しい伝統と歴史で未来環境作りを第一にする義務がある。
富士と筑波山を借景に…「関東平野の庭」は、近日リニア新幹線工場敷地に消える。
(山梨県都留市)
日本の駅広場
ー JR岐阜駅北口 ー
デザイン思想の総合まとめ発酵事例
風土、伝統、歴史、地域ビオトープ、四神相応、人車動線分離、地権者への動線配慮、JRとの摺り合わせ、歴史融合モダン広場、各種地場産業の活用、セントレア空港への翼の天蓋の形、荘厳な暗き大寺の列柱、乗降客の利便環境として総合の融合した杜の広場の発酵夜景である。
JR岐阜駅前広場 ©林 英光
39°以上の岐阜市の気温も庇で遮り、
JR岐阜駅前広場の中庭を透る風が優しく頬をすり抜けていく・・・
JR岐阜駅前広場の一角に造ったビオトープ 親子で遊ぶ姿…笑顔が弾けてこだまする・・・
当時の先進的パブリックデザイン事例
内環状1号線の道路統合柱などでの吹上から桜本町6.9キロ。
地下鉄開通と名古屋女子マラソンとでも晴れとケの発酵環境になった。(名古屋市)
昭和~夜の街角~ 幹線道路でも人々はゆったりと、地下鉄口あたりでの発酵休憩もあり。
クラッシックモダンな黒御影石のガッシリした花壇は何時しかベンチに早変わり・・・
ここでは、ご年配者、女性、子供に優しく寄り添う幅広の木のベンチを・・・
歩道空間の、人、自転車、ユーティリティー空間(配線、エネルギー、上下水)分離での
優しいバス待ち発酵環境だ。
3「世界平和」は如何すれば実現出来るのか
人は何故「人を殺してはならない」ことさえ共有出来ないのだろうか。
物質文明の科学は、今や生命体のDNAのゲノムまで一瞬にして解析するまでになったが、
人世界の心の領域は、全く他の生物にも及ばない幼稚な段階である。
本当の「世界平和」の実現は、生物としての 人の基本から取り組む「発酵文明」にある。
それは今までの経済的利便に役立つためだけではない、理想の文明である。
光陰矢の如し…いつしか82年、筆者の誕生日は対米宣戦布告一月前であり、以来ずっと戦中戦後の今に至る空気を様々に発酵体験して来たが、今また日本人は懲りずに世界有数の軍事大国になる道を選び、同じ轍を歩んでいるが、国民の意識は?何とも感じていないのかな⁇不思議な国である・・・。
江戸期の積極的平和政策に学ぼう
如何すれば一刻も早く「世界平和」は実現できるのか。人も他の生命と同様、種のグループという社会集団なしでは存在出来ない。古くは酋長、族長、覇者、王、未熟な民主主義選挙の勝者、首相、大統領があるように。
我が国も江戸幕府までは物事を総合的に考える能力があった。当時西欧は大航海と植民地支配と奴隷貿易で、南北アメリカ大陸をも、あっというまに植民地にした強大なポルトガル、スペインとアメリカなどの魔の手を上手く抑えた実績がある。
その一つに戦国期後の平和を実現した、徳川幕府250年の天下泰平と平和外交政策の基礎を考えた「ピースメーカー天海」の存在は大きなものがあると思っている。
だが明治の西欧学習は、総合的視座を忘れ部分縦割りになり、それがやがて悲惨な戦争に結びつき、未だ真の日本の近代化の障害になっている。今や大切な伝統文化と誇りを失い、
眼には視えない他国の支配に甘んじ安住している日本人である。2050年我が国は、世界で最も悲惨な国になるという予測もあり、政府の国民ファーストの前向きな対策を望みたい。
まとめ
今人は、微生物から動植物、人のDNAゲノムまで、たったの半世紀で、ワンコインで新型コロナまで瞬時に解析出来るまでに科学的には進化したが、人の心は裏腹に進化どころか退化の一途にあり、相変わらずニュースは終わることを知らない戦争と、利便性と如何に金を稼ぐのかという人の願望の報道が多い。
戦争とは一部の人の誰かが、権力欲、名誉欲、物欲で、国民を巻き込み、敵への憎しみと復讐心を掻き立てるもの。人類の平和や幸せ願望の敵であり、世界の苦しみと悲しみの元凶である。
この様な世界に、究極の殺人核兵器での苦しみと悲しみを知る日本列島人は、人類の暮らしの基本になる平和で穏やかな「発酵文明」に向けて考える時であろうと思う。
そして今、世界の平和に尽くした新渡戸稲造師や緒方貞子師の行動に、さらに平和に尽くしている多くの方々に敬意を表したい。
参考:
「ケレップ水制」: 明治に広大な木曽三川を完全に分ける事を目的としたオランダ式河川技術
「ピースメーカー天海」:波多野 聖 著
次回に続く・・・
【寄稿文】 一舟・光秀(林 英光)
環境ディレクター
愛知県立芸術大学名誉教授
東京藝術大学卒業
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
発行元責任者 鎹八咫烏(ZIPANG TOKIO 2020 編集局)
アーカイブ リンク記事をご覧ください。
ゆく春や鳥なき魚の目は泪 松尾芭蕉
ありし日の大黒湯 営業中の大黒湯 外観
江戸時代の俳人・松尾芭蕉は元禄2年(1689年)、深川の芭蕉庵から隅田川を船でのぼり、宿場町の千住から仲間たちに見送られ「行春や鳥啼魚(とりなきうお)の目は泪」と詠み、東北への旅に出立しました。それより約5か月にわたる2,400kmの旅は、大垣で「蛤のふたみにわかれ行秋ぞ」と詠み、「奥の細道」をむすんでいます。
2019年度は、この旅立ちから330年目の節目にあたることから、「奥の細道」ブームを全国にわき起こし、奥の細道ゆかりの地へ多くの人々が訪れました。足立区も各地の地域活性化への貢献を目指すことを目的に「奥の細道紀行330年記念事業」を実施しました。
唐破風屋根移築「完成披露の日」
令和3年6月30日、「キングオブ銭湯」と呼ばれ全国的にも有名だった大黒湯(足立区千住寿町)が閉店しました。
千住の古刹「安養院」の住職の英断と交渉により、大黒湯の顔であった唐破風屋根が安養院に移築保存されました。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-6 TOKIO 2020 『ゆく春や鳥なき魚の目は泪』【東京都足立区】9月23日(金・祝)、安養院にて、「キングオブ銭湯」と親しまれた大黒湯の唐破風移築「完成披露の日」ご案内。
https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/37560054
『五人の若者の想い』とは・・・
オークヴィレッジで「オリジナル・ファイブ」と呼ぶ創業メンバーは、
稲本正、庄司修、下田恒平、佃正寿、稲本裕の五人。
⽇本古来の「⽊の⽂化」
20世紀中頃から始まった大量生産・大量消費、生活の急速な洋式化といった⽣活の変化に危機感を抱いた5⼈の若者が集まり、1974年、国産無垢材を使ったモノ造り集団としてが⽣まれました。
その始まりにあるのが、⽇本古来の「⽊の⽂化」を拠り所とした持続可能な社会づくりへの思いを表した3つの理念。半世紀がたった今も、オークヴィレッジの企業活動、モノ造りは、その3つの理念に沿って⾏われています。
飛騨高山の木工房 オークヴィレッジの木組み技術を使った 『KOMAKO』が欧州大学の研究対象に採用
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-7 TOKIO 2020~日本の木組み文化をヨーロッパに~【オークヴィレッジ】
https://tokyo2020-7.themedia.jp/posts/41006234
住友ベークライト 静岡工場内 ビオトープ『憩いの杜』
住友ベークライト静岡工場内 ビオトープ『憩いの杜』を見学する子供たち「アッとんぼ」男の子が指をさす方向に、街ではほとんど見ることが無くなった「オニヤンマ」が・・・
ドラキチの子供の頃、ヤンマの中でも阪神タイガースカラーの「オニヤンマ」は別格だった来季のキャッチフレーズ『アレ』+オ~ンだそうな・・・来年は辰年、ドラゴンズ頑張れ!
(天の声:勝手に編集すな!アレ言うんやったら京都・清水寺の「税」も言わんかいや😠)
住友ベークライト株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:藤原 一彦)は、経済産業省が主催する2023年度「緑化優良工場等表彰制度(通称:全国みどりの工場大賞)」において、「関東経済産業局長賞」を受賞しました。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-7 TOKIO 2020 2023年度「緑化優良工場等表彰制度(通称:全国みどりの工場大賞)」「関東経済産業局長賞」受賞!住友ベークライト 静岡工場内 ビオトープ 憩いの杜【経済産業省】
https://tokyo2020-7.themedia.jp/posts/50066369
“日本一のロングラン”の盆おどり「郡上おどり」
~7月15日(土)より徹夜おどりを含む31夜にわたって開催~
2024年は8月13日(火)昨日から徹夜おどりが始まりました。
最も盛り上がる徹夜おどりは、8月13日~16日の4日間です。
通常のおどりは午後11時には終了しますが、この4夜だけは夜8時に始まり、翌朝5時頃まで踊り明かします。老若男女を問わず毎年多くの踊り子達が浴衣姿に下駄を鳴らして全国から集い、日本三大民謡踊りのひとつにも数えられます。
平成から令和への改元の際には、新しい時代を祝おうと特別におどりが催され、1万5,000人もの人が集まりました。本年は4年ぶりの通常開催かつ、ユネスコ無形文化遺産に登録されてから初の開催となり、世界中から多くの踊り子が集まることが期待されます。
岐阜県郡上市で伝統的に踊り継がれ日本三大民謡踊りといわれる「郡上おどり」が、2023年7月15日(土)の発祥祭を皮切りに、9月9日(土)のおどり納めまで、徹夜おどり4夜を含む31夜にわたって開催されます。
新型コロナウイルス感染症の影響により、2019年の開催を最後に、開催中止や規模の縮小が余儀なくされていましたが、今年4年ぶりの通常開催が決定しました。なお、本開催は2022年11月に“ユネスコ無形文化遺産”に登録されてから初の開催となります。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-7 TOKIO 2020“ユネスコ無形文化遺産”登録後初 “日本一のロングラン”の盆おどり「郡上おどり」4年ぶりに完全復活!
https://tokyo2020-7.themedia.jp/posts/45666731/
いま天地を分けた重たい扉が開かれた。
イーハートーブの世界へ向かって新しい旅が始まる
・・・さあ~共に進もう!
天まで届きそうな杉木立・・・
この道の果には尖った三角形の天空が突き刺さっているようだ。この厳かな杉林トンネルは若しかすると、異次元世界への道標かな〜?
多分その向こうには、観世音菩薩様かマリア観音様が鎮座される補陀洛があるのかも知れない・・・
小岩井と言えば、先ず小岩井農場のことを思い出します。今や、牛乳製品のメーカーとして、全国規模のスーパーや地域のコンビニに至るまで、このブランド名は小生の頭の中ではNO.1の高級感イメージが伴なっているのです。
それってやはり、宮沢賢治の影響もあるのかも知れませんね。
かれこれ5 0年も前のことでしたか…夏休みに一週間ばかり利用して、4人仲間とユースホステルを利用しながらの今風、青春きっぷの旅でした。
岩手山を背景としたこの場所の雄大な眺望に加えて、バスに揺られ、農場入口に辿り着くアクセス道は美しい森林地帯を走り抜けたのですが、殆ど人家も疎らな中にも所々に見え隠れする洋館風の関連施設なのか ?それらがまた大変エキゾチックに映るのです。
日本は山国、そして瑞穂の国なので、平地に森林等があれば立ちどころに水田と化してしまうので、森の中を真っ直ぐに道が続く風景と言うものは真に珍しいのでは…?
だからグリム童話なんかでは森の中を迷ってオオカミが化けたお婆ちゃんの家に泊まり、食べられそうになったり…こんな物語を日本の子供等は何ら抵抗なく、 想像力を目一杯働かせて、 山奥の一軒家に置換え、怯えたりしてたモンです。
でもイラスト付きなので、それなりに怖いけど、トンガリ屋根の石造りの洋館が見えたりすると、忽ち憧れが優ってロマンチックな雰囲気に浸れたのです。
確か、賢治氏は洋行されていなかった筈ですが、様々な文献で西洋文化に相当な憧れを抱いて居られたに違いない?と拝察しております。
当時の我々だって同様。第2次世界大戦の敗戦国となり、大変貧乏な時代を過ごしていた訳で、例えば高度成長期を支えた我ら団塊の世代族は1970年初期、驚くなかれ大卒初任給は平均3万9,900円だったのです。
それ以降、家族だんらんや遊び等を忘れ、環境汚染の空の下、ウサギ小屋に住み ワーカーホリック(働き虫)となったなど、世界から奇蹟とも、半分は揶揄されながら、給料も毎年倍増でしたから、これも急成長の "オドロ木桃の木" ‼こんな時代を経て今がある・・・ 当時ヨーロッパへの渡航費は1965年4月10日に出発した「ジャルパック/ヨーロッパ16日間コース」は67万5000円だったそうです。
この年、国家公務員の初任給は僅か1万9100円でした。 海外旅行なんて生涯行けるかどうか?夢のまた夢でしたね〜! さて、肝心の宮沢賢治氏の伝えたたかったこととは……? 幸いにもご協力先の小岩井農場様からは沢山の貴重な画像をご提供頂きました。 宮沢賢治氏は、こんな素晴らしい環境の中で夢を膨らませて数々の美しい永遠の"イーハートーブ" 心の中の理想郷を私達に残されました。
これからワクワクしながら謎の "イーハートーブ" を ご一緒に探って参りましょう。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-4 TOKIO 2020 小岩井農場と宮沢賢治(その1)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/9486454
小岩井農場と宮沢賢治シリーズは(その6)まであります。
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