令和6年1月1日午後4時10分頃発生した、能登半島地震で被害を受けた皆さに、
心よりお見舞い申し上げます。(編集局)
PPP/PFIとは
「PFI(Private Finance Initiative:プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)」とは、公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う手法です。
民間の資金、経営能力、技術的能力を活用することにより、国や地方公共団体等が直接実施するよりも効率的かつ効果的に公共サービスを提供できる事業について、PFI手法で実施します。
PFIの導入により、国や地方公共団体の事業コストの削減、より質の高い公共サービスの提供を目指します。
我が国では、「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」(PFI法)が平成11年7月に制定され、平成12年3月にPFIの理念とその実現のための方法を示す「基本方針」が、民間資金等活用事業推進委員会(PFI推進委員会)の議を経て、内閣総理大臣によって策定され、PFI事業の枠組みが設けられました。
英国など海外では、既にPFI方式による公共サービスの提供が実施されており、有料橋、鉄道、病院、学校などの公共施設等の整備等、再開発などの分野で成果を収めています。
株式会社日比谷花壇(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮島浩彰)は、神奈川県横須賀市から受託し当社が代表企業を務めるエリアマネジメント横須賀共同事業体が展開する「長井海の手公園等交流拠点機能拡充事業」において、内閣府が主催する「第1回PPP/PFI事業優良事例表彰」で、「人口20万人以上の地方公共団体、国等で事業化された事例部門(部門A)」の特別賞を受賞しました。
特別賞 受賞
長井海の手公園(通称:ソレイユの丘)
長井海の手公園(通称:ソレイユの丘、神奈川県横須賀市)
長井海の手公園(通称:ソレイユの丘、神奈川県横須賀市)
本事業は、PFI の導入により整備・運営を実施して20年経過した長井海の手公園について、更なる魅力向上を図るため、官民連携手法を適切に組み合わせ、未利用地活用による拡張及び公園全体のリニューアルを実施し、隣接する荒崎公園とともに一体的な運営を実施する、複数施設型の官民連携事業です。今回、以下の点が評価され、受賞に至りました。
・収益性確保、管理費縮減と集客機能の向上により持続可能な管理運営を行っており、計画以上の収益が出た場合には、その半分を地元や地域交流に資する事業に還元する計画としていること。
・AI カメラによる来園者数や滞在時間等のデータの取得や、再生可能エネルギーを100%使用した園内電力の確保の取組を行っていること。
・令和5年度の来園者が、過去最高だった令和元年度の74万人を上回り、100万人を超えたこと。
引き続き日比谷花壇グループでは、コーポレートメッセージ「すべての明日に、はなやぎを。」を掲げ、公共施設の管理運営はもとより、多様なすべての人の、それぞれの日々の暮らし、そして人生を、花とみどりを通じてもっと彩り、心豊かなものへと変えていく提案を続けてまいります。
■「長井海の手公園(ソレイユの丘)」について
長井海の手公園(通称:ソレイユの丘、神奈川県横須賀市)は、都市公園の整備・運営に全国で初めてPFI方式を導入し、2005年4月に開園。指定管理者制度による運用を経て、開園20年の節目を前に、地域交流の場として更なる魅力増進、集客機能の向上、及び収益性確保を実現するためにリニューアルが実施されました。
本事業においては、「Park-PFI制度+指定管理者制度+DB方式」を用いて、公園施設の整備や改修の他、新たな宿泊・飲食物販・アスレチック等の収益施設の整備を行い、運営が開始されました。
今後19年間に渡る事業期間では、地域の魅力を活かしたポテンシャルの最大化やブランド力向上に資する機能、広域的な観光交流拠点機能の充実を図り、横須賀西海岸や三浦半島全域に波及するにぎわいを創出することを目的に運用します。
<「第1回PPP/PFI事業優良事例表彰」 部門A 特別賞受賞 詳細>
PPP/PFI事業の中から先導的な優良事例を表彰し、地方公共団体等や民間事業者のPPP/PFI推進のための機運醸成を図り、地域におけるPPP/PFI活用拡大、PPP/PFI活用対象の拡大及び民間事業者の創意工夫の最大化を図ることを目的とした表彰制度。
部門名:人口20万人以上の地方公共団体、国等で事業化された事例部門(部門A)
事業名:長井海の手公園等交流拠点機能拡充事業
地方公共団体等名:神奈川県横須賀市
民間事業者名:株式会社日比谷花壇、株式会社日比谷アメニス、株式会社ランドスケープデザイン、京浜急行電鉄株式会社、株式会社エー・ディーアンドシー、有限会社三浦建築測量、株式会社丸孝産業、株式会社スワン商会、京急サービス株式会社
※特別賞:PPP/PFI の推進に資する取組を実施し、他の模範となる顕著な実績を有する事業(外部有識者で構成される選考委員会による表彰)
■PPP/PFI事業優良事例表彰について
第1回「PPP/PFI事業優良事例表彰」公募結果概要
〇公募の結果、合計63件の応募がありました。
・人口20万人以上の地方公共団体、国等で事業化された事例部門(部門A):21件
・人口20万人未満の地方公共団体で事業化された事例部門(部門B):42件
〇事業方式の内訳は、PFIコンセッション方式を含む事業8件(12.7%)、コンセッション
方式以外のPFI手法を含む事業26件(41.3%)、PFI手法を含まない事業29件(46.0%)と
なり、応募全体に占めるPFI事業の割合が5割を超えました。
〇事業の分野横断型等の内訳は、分野横断型13件(20.6%)、複数施設型3件(4.8%)、
広域型3件(4.8%)、分野横断・複数施設型6件(9.5%)となりました。
〇事業分野の内訳は、多い順に公園14件(15.9%)、文化・社会教育施設12件(13.6%)、
公営住宅7件(8.0%)となりました。
第1回「PPP/PFI事業優良事例表彰」受賞事業
大臣賞 PPP/PFIの推進に資する取組を実施し、他の模範となる特に顕著な実績を有する事業
(内閣府特命担当大臣による表彰)
優秀賞 PPP/PFIの推進に資する取組を実施し、他の模範となる顕著な実績を有する事業
(内閣府政策統括官(経済社会システム担当)による表彰)
特別賞 PPP/PFIの推進に資する取組を実施し、他の模範となる顕著な実績を有する事業
(外部有識者で構成される選考委員会による表彰)
1.大臣賞
2.優秀賞
3.特別賞
特別賞
株式会社日比谷花壇について
1872年創業、1950年に東京・日比谷公園本店の出店後、株式会社日比谷花壇を設立。現在、全国約190拠点で展開。ウエディング装花、店舗及びオンラインショップでの個人/法人向けフラワーギフト・カジュアルフラワーの販売、お葬式サービス、緑を通じた暮らしの景観プロデュース、フラワーグラフィックサービス、地域のまちづくり事業等を行っています。
今後も花や緑の販売、装飾にとどまらず、暮らしの明日を彩り、豊かなものへと変えていく提案を続けていきます。
鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(敬称略)
内閣府 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話:03-5253-2111(大代表)
紅山子(こうざんし)
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アーカイブ リンク記事をご覧ください。
いつの頃からか…天城峠に差し掛かると…
天城山隧道を吹き抜ける風が鼓の音を運んでくるような気がいたします
・・・隠れ宿…九十九折 浄蓮の滝・・・わさび沢 隠れ道 小夜時雨 寒天橋
・・・地を這って あなたと越えたい天城越え ~石川さゆり「天城越え」より抜粋~
旧井上靖邸
天城峠周辺の緑豊かな1,600haの森に作られた大自然公園「昭和の森」に移築された
天城峠・旧天城トンネル
有形文化財の「天城山隧道」
天城トンネル(正式名称=天城山隧道)は、静岡県伊豆市と、同県賀茂郡河津町を結ぶトンネルです。現本線の新天城トンネルと区別するため「旧天城トンネル」と呼ばれています。
天城山隧道(旧天城トンネル)
明治38年に築造され、全長445.5m、アーチや側面などすべて切り石で建造しており、石造道路トンネルとしては、日本に現存する最長のものです。
総石造りの馬蹄形をしたトンネルの入口や内部は、非常に重厚な構えとなっていて明治末期を代表する歴史的トンネルであるとし、平成10年9月25日に有形文化財に登録され、平成13年には道路トンネルとしては初めて国の重要文化財に指定されました。
その旧天城トンネルに続く道は川端康成作「伊豆の踊子」でも有名な旧天城峠です。
ケヤキ・カエデ・ヒメシャラなどの樹木が自然のままに生い茂る風情は、今も「伊豆の踊子」の世界そのものです。
道の途中には、伊豆の踊り子文学碑や氷室、あの名曲「天城越え」の歌詞に唄われている寒天橋や、風光明媚な二階滝(にかいだる)などもあり、気軽なハイキングコースとして人気があります。
国重要文化財に指定されているほかに「日本の道100選」「日本百名峠」にも選ばれています。森の中に静かなたたずまいを見せています。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG-6 TOKIO 2020 伊豆 天城越え~文学の道を行く~(その1)
https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/27310393
滑沢渓谷
井上靖の処女小説「猟銃」の舞台となった渓谷
清流が一枚岩を洗う自然美あふれる渓谷 井上靖の処女小説「猟銃」の舞台となったところで、湯ヶ島温泉から天城峠方面へ約6kmの山間にあります。四季折々に美しい風情が楽しめ、特に紅葉シーズンはすばらしい。また、渓谷沿いには遊歩道があり、途中には井上靖の文学碑が立っています。
住所 〒410-3206 静岡県伊豆市湯ヶ島
電話:0558-85-1056
交通アクセス
【公共交通機関をご利用の場合】
修善寺駅から東海バスで約40分「滑沢渓谷」バス停下車、徒歩約5分
【お車でお出かけの場合】
東名沼津I.Cから国道136号線、国道414号線を経由し約1時間
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