ZIPANG-9 TOKIO 2020 ~いにしえの時をめぐる~ 「共利共生」がテーマ / 奈良・今井町に食の複合施設が開業!「海の堺、陸の今井」とは・・・


令和6年1月1日午後4時10分頃発生した、能登半島地震で被害を受けた皆さまに、
心よりお見舞い申し上げます。(編集局)


株式会社narrative(本社:奈良県奈良市、代表取締役:大久保泰佑、以下「narrative」といいます。)は、奈良県橿原市の重要伝統的建造物群保存地区・今井町に「共利共生」をテーマにした食の複合施設「narawashi nagaya(ならわし・ながや)」を、2024年6月1日(土)にオープンします。


古き良き町並みで、

あたらしい奈良の食体験を。


伝統的な建物と町並み
空き家となった古民家で、地域とともに、新しい営みを作っています。


今井町の奥まった路地。伝統的な4戸の長屋を、当時のおもかげそのままに再生。


できる限り建物のオリジナリティを継承し、ランドスケープと調和したまちづくりを。


今もなお、江戸時代の町家が守られている、橿原市今井町。伝統的な建物、まちを囲むようにつくられたお掘、牛馬をつなぐための駒よせ。まるで、いにしえの時を旅しているかのよう。


ずっと奥まで歩いてたどり着いた「narawashi nagaya」は、日常が非日常空間である今井町から、奈良の食文化を発信する、古くて新しい長屋です。そこには、毎日の暮らしに彩りを添えるプロダクトや、これまでに味わったことのない奈良の食材など、あたらしい食体験が待っています。


奈良・今井町とは

橿原神宮からほど近く、大和三山を望む今井町。戦国時代に発展した寺内町には、
明治・大正期の町家を含む、多くの伝統的建造物が並びます。町割りに沿ってつづく本瓦葺きの屋根、光と風を取り入れる「虫籠窓(むしこまど)」、軒裏をしっくいで仕上げる「揚げ塗り」など、丁寧な工夫と意匠が継承されています。


商いの中心として繁栄した江戸のにぎわいは「海の堺、陸の今井」と謳われるほど。
自治自衛を徹底し天領となった今井町は、類を見ない町並みとして、いまに至るまで、
積み重ねた時を守りつづけています。



「共利共生」がテーマ / 奈良・今井町に食の複合施設開業



narawashi nagaya(ならわし・ながや)は、重要伝統的建造物群保存地区にある築約150年の豊田長屋(2軒4戸)を改修した、4つの店舗からなる食の複合施設です。


この施設は「narrative gastronomyプロジェクト(※)」の一環で、生産者と消費者が直接つながる「共利共生の場」としての役割を担います。


narrativeは、様々な経験を持つシェフたちが挑戦を求めて奈良に集まり、有機的につながることで、新しい食文化を共に創造し、発信する生態系を作りたいと考えています。


この新しい施設は、奈良における飲食店や宿泊施設の不足を補い、地域に根差した独自の食文化を創造することを目指しています。



(※)narrative gastronomyプロジェクトとは

奈良県は人口あたりの飲食店数や宿泊施設数が少なく、また志賀直哉の随筆「奈良」の一節が誇張され「奈良にうまいものなし」という言葉が有名になってしまうなど、ガストロノミーでは遅れをとっています。


そこで、narrativeでは、地域に眠る古民家と、地域土着の食文化を交錯させ、唯一無二の食の物語(narrative)を紡いでいく枠組み「narrative gastronomy」プロジェクトに取り組んでいます。


これまで、2018年に開業の世界初 “SAKE HOTEL”「NIPPONIA HOTEL 奈良 ならまち」(奈良市)を皮切りに、2020年には県内最古の醤油蔵を再興した“泊まれる醤油蔵”「NIPPONIA 田原本 マルト醤油」(奈良県田原本町)をオープン。


2022年には、廃銭湯の復活中心に、地元の酒蔵と協業した「泊・食・湯」分離の分散型ホテル「GOSE SENTO HOTEL」(奈良県御所市)を開業するなど、奈良の文化と古民家を活かした事業を推進しています。


narrative gastronomyの主役であるシェフ、パティシエ、ソムリエは、職人として食に向き合いつつ、あるときは経営者として、またあるときはビジネスオーナーとして、事業運営における課題に直面しています。


narrativeは、それら主役が輝くための黒子として、企画・開発・設計・経営管理・ファイナンス・マーケティングの側面から支援し、職人が、職人として活躍できる舞台を整えてまいります。


この取り組みを通じ、様々な経験をもったシェフたちが、挑戦を求めて奈良の地へ集まり、群生し、有機的につながることで、伝統と前衛が交錯する新しい食文化を、ともに創造し、発信していく生態系を育みたいと考えています。


【施設情報】

 名  称:narawashi nagaya(ならわし ながや)

 住  所:奈良県橿原市今井町3丁目6-51

 アクセス:近鉄橿原線・八木西口駅から徒歩15分

 営業時間:10:00~19:00(各店舗の営業時間は、サイトをご確認ください)




テナント店舗名      

dulce communico
(ドゥルケ コムニコ)

概要

奈良東生駒でミシュラン一つ星を獲得したリストランテ「communico(コムニコ)」の
堀田大樹シェフが監修。奈良の果実を使ったデザートとティーペアリングを提供


テナント店舗名

narawashi store
(ならわし ストア)

概要

奈良の地酒を中心に、地元の名品を扱う。地域の食文化を掘り下げるローカルショップ。
南都銀行とnarrativeが展開するECサイト「narawashi」の実店舗


テナント名

chef in nagaya
(シェフ イン ナガヤ)

概要

国内外の料理人が集う、奈良の食材を用いたポップアップレストランを開催予定。
地域と生産者、料理人がコラボレーションする場


テナント名

narawashi kitchen
(ならわし キッチン)

概要

プロ仕様のキッチンを備えたレンタルスペース。料理教室や動画撮影、
イベント、ワークショップ等の開催に最適な、雰囲気ある古民家空間


※テナント入居者の募集も行っております。

 この地で共に奈良の新たな食の歴史を作り上げていく仲間をお待ちしております。


【株式会社narrative 会社概要】

 事 業:古民家再生業務全般(企画・開発・設計・運営等)

 代 表:大久保 泰佑

 所在地:奈良県奈良市西城戸町34番地



鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使


協力(敬称略)

紅山子(こうざんし)


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



アーカイブ リンク記事をご覧ください。


栃木市の伝統的建造物群保存地区と蔵の街


栃木 川船で行く初夏の蔵の街見物


20分ほど流れに乗って、船頭さんが巴波川(うずまがわ)のほとりを案内してくれます。
舟の上から、船頭さんの鯔背な『栃木河岸船頭唄』(とちぎかしせんどううた)を聞きながらタイムスリップしたような蔵の街のモノトーンの街並みを、より引き立たせる真っ青な空の下でゆっくりとご覧になれます。真夏の日差しは強いが、頬をすり抜けていく川風がなんとも涼しそうです。


栃木市は「三毳山(みかもやま)」「岩船山」「太平山(おおひらさん)」「渡良瀬遊水地」など県南のシンボル的な自然景観と「渡良瀬川」「思川」「巴波川(うずまがわ)」「永野川」などの豊かな河川を有しています。


古くは律令時代に下野国庁が置かれ、江戸時代には、日光例幣使街道の宿場町として栄え、市内を流れる巴波川の舟運を活用した商人町として発展を遂げました。喜多川歌麿ゆかりの地でもあり、現在も蔵作りの建物を中心とする歴史的な街並みが残っており、多くの観光客の関心を集めています。


また、米、イチゴ、ぶどうをはじめとする多彩な農産物を生産する栃木県内有数の農業地帯でもあり、今日では、食の地域ブランドとしても認知され、賑わいを呼んでいます。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


アーカイブ リンク記事をご覧ください。


ZIPANG-2 TOKIO 2020 ~日光例幣使街道沿いに栄えた在郷町~「栃木市の伝統的建造物群保存地区と蔵の街」
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/4528973



鯖街道

大陸文化や各地の物産は「鯖街道」などを経て、京都、奈良、滋賀にもたらされました。


若狭の国 小浜

■ 沿革

古代から日本海を隔てた対岸諸国との交易が開け、日本海側屈指の要港として栄え、陸揚げされた大陸文化や各地の物産は「鯖街道」などを経て、近江、京都、奈良にもたらされました。大陸とのつながりは、市内に点在する数多くの文化遺産からもうかがい知ることができます。


市制は、昭和26年(1951)に、小浜町と内外海・今富・国富・遠敷・口名田・中名田・松永の1町7村が合併して敷かれ、その後宮川・加斗2村の編入により現状の小浜市となり、若狭地域の中核都市としてその指導性を発揮しています。


■ 地勢

福井県の南西部、若狭のほぼ中央に位置しています。
北は国定公園の指定を受けた若狭湾に面し、海岸線の一部は「蘇洞門(そとも)」を有するリアス式海岸となっています。南は、東西に走る京都北部一帯に連なる山岳で、一部は滋賀県と境を接しています。


また、日本海を挟んで朝鮮半島に向かい、昔からシルクロードの日本での玄関口として、京都・滋賀・奈良への大陸文化・南蛮文化の伝達の経路となっていました。


北陸圏域の福井県にありながら、風俗、習慣、言語などは近畿圏域との歴史的・文化的つながりがあり、気候も概ね穏和・温暖です。(明治維新より福井県となる。)


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-2 TOKIO 2020「古代から大陸文化や各地の物産を奈良・京都・近江にもたらした若狭の国 小浜とは!(最終話)」
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/4836119



【都会の空き家問題を可能性に、ギャラリーとして限定公開】


ビルに挟まれて建つ歴史的建造物「井筒屋」と街の風景(昼)


歴史的建造物「井筒屋」夜の外観


「井筒屋」に暮らし建物を守ってきた90代の家主の女性は、3年前に近くのタワーマンションに引っ越されました。都心にあるため賃料も高く空き家になっていたある日、とうとう落書きされてしまいます。

その様子を近くに建築設計事務所を構える板坂氏は危機感をもって見ていました。

「このままでは壊されてしまう」と、自ら借り受けリノベーションすることを決意しました。


板坂 諭より

「都会の小さな土地に100年建ってきた和洋折衷の銅板貼り店舗兼住宅が、
『新富町スタイル』として100年後の未来に残っていってほしい。そのためには使いたくなる魅力的な空間であること、現代のニーズに合っている設備が整っていることが重要だと考えできる限りのことをしました。


銀座から徒歩圏内のこの場所でしか起こり得ない化学反応が起こることを願っています。」


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG-8 TOKIO 2020戦争や震災を逃れた歴史的建造物が全国各地で存亡の危機 新富町で築100年の井筒屋を再生
https://tokyo2020-8.themedia.jp/posts/51516691



染まらないものこそ美しい


有松鳴海絞り 名古屋市有松伝統的建造物群保存地区 街並み


職人の町・有松絞りの美意識が作っだ町並景観 久方ぶりに名古屋で学会が開かれた。
交通手段の関係で半日前に名古屋入りしたので、空いた時間に、憧れの有松絞り見学を思い付いた。


 しかし、慣れない名古屋で、しかも名古屋市民でなければ分からない仕来りがあるらしく、複雑な地下鉄路線での乗り換え方法や、名鉄線での行き先やホームでの行列枠を度々間違えた挙句、ようやく件の町へと辿りついた。


時計を見れば早や16:30 を回っていた。夕日が傾いている。 残された時間は余りに短く、先ずは町並みを撮らねばと歩き出したら、びっくり!江戸時代にタイムスリップしてしまった。


(株)竹田嘉兵衛商店. 外観


こういう時は無意識に、明かりに誘われるのか、気づくと軒先に淡い光を放つ商標灯を掲げた商家の門前に私は立っていた。豪壮な構えである。少し奥まった場所に玄関があり、まだ開け放たれていて人の気配がする。名高き老舗竹田嘉兵衛商店であった。


(株)竹田嘉兵衛商店. 中庭


どうやら、京都や金沢辺りの老舗染織業界内輪の内覧会が開催されていたらしい。遠慮勝ちであっても、なお未練がましく覗く私に"どうぞ"とお声が掛かる。 とはいえ、来客の足は途絶え、そろそろ店仕舞いの雰囲気に、躊躇しながらも、足だけはたしなみなく前進しているようだ。


受付らしき場所から羽織袴の壮年紳士が微笑みながら入室を促して下さったのだ!
すっかり舞上がってしまっている私に、"本日は何をご見学ですか?"との問いかけに、
どぎまぎしながら、 "町並みが余りにも素敵なので、夢中で写真撮影していたらこんな時間になってしまいまして…実は私、まちづくりの活動に携わっておりまして…" とつい、通りがかりの人間であることの言い訳をする。


これがいけなかった!いやラッキー!というべきか?間もなくご当家の女主人であると紹介された妙齢のご婦人(中村俶子顧問)が目の前に。すると、ご本人もまちづくり活動をされていると言うご挨拶を受け、忽ちに打ち解けて、とんだ迷い猫の立場から抜け出られた想い。


(詳細は下記のURLよりご覧ください。)


ZIPANG TOKIO 2020「染まらないものこそ美しい 職人の町・有松絞りの美意識が作った町並景観 」・・・寄稿文 日原もとこ
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/1561124



※現在、2300件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。


ZIPANG-9 TOKIO 2020 (VOL-9)
https://tokyo2020-9.themedia.jp/


ZIPANG-8 TOKIO 2020 (VOL-8)
https://tokyo2020-8.themedia.jp/


ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
https://tokyo2020-7.themedia.jp/


ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
https://tokyo2020-6.themedia.jp/


ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/


ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/


ZIPANG-3 TOKIO 2020 (VOL-3)
https://tokyo2020-3.themedia.jp/


ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
https://tokyo2020-2.themedia.jp/


ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/



ZIPANG-9 TOKIO 2020

日本の精神文化と国土の美しさについて再発見 その1. 全世界との情報の共有化 その2. 偏り、格差のないローカリティの尊重! その3. 美しきものへの学び、尊敬、関心を高める教育と推進

0コメント

  • 1000 / 1000